きのう終業式でした。
最後ということで、先生たちから一人ずつ挨拶。
私は、偉そうなことは何も言えないから、最近感じていることを話しました。
当たり前にやっていたことができなくなって、自分が今までどんなに恵まれていて幸せだったかということ。
その「当たり前」はいろんな人が携わって作られていたということ。
だから日々いろんな人に感謝しなきゃいけないということ。
みんなには、高校生活あと1年残されている。それはすごく幸せなんだということ。それがもう叶わなくなってしまった人だっていること。
だから、残り1年、いろんなことに感謝して自分の進路を決めていってほしいということ。
素直に自分が被災してから感じたことを言ってみた。
実家に帰ると、また平和ボケしそうになる。
やはり内陸の人たちには津波の怖さはわからん。そりゃそーだ。私だって内陸のままだったらわからんかった。
沿岸で勤務して、それなりにいろんな場所に行った。仕事でも、遊びでも。
宮古はしょっちゅう。だから田老のあたりも。
久慈方面もたくさん行った。野田村、普代村。
田老の防波堤なんかも。10mのしっかりとした防波堤を出張に行く途中みて、これならなかなか津波はこないなって思った。
去年の夏だよ。
看板が途中途中あるんだけど。「三陸大津波はここまで波がきました」とかって。
すごいー!ここまで!って思ったけど。今回は裕に越えちゃったし。
地震と津波は違う。
すんごい頑張っても、こんなにも簡単に津波にはやられてしまう。
それでももっかい漁やりたいっていう浜の人たちは、強いなって思う。
沿岸の人って、気性が荒くて口が悪くて…って思っていた。(私から見たらのはなし!そうじゃない人もいる)
でもそういうことじゃないんだって思った。
うまく言葉にできないけど。
なんていうか、単純に強いんだと思う。そうじゃなきゃ海には対抗できないもんね。
すごいなぁって思う。
岩手の誇りだなと思った。
沿岸がはやく、また復興してほしい。
でもたぶん、岩手……てか東北の人間は忍耐強いから!踏まれても踏まれてもまた立ち上がるよ。
そういうとこが好きで岩手に帰ってきたす。
