「お願い」


どうして?あんなに一緒だったのに

今は、ふたり別れたの?

どうしたら、元に戻れるの?

私には、わからない。


季節が、変わっても、

私は あの時と、変わらない

それでも、あなたは、何処にいるの?

(逢いたい)

そんな気持ちが、こみ上げてくる


「ねぇ」と 声をかけたい

「寒くないかい?」と声をかけて欲しい

ふたり、でいる時間の楽しさを

知ってしまったから。

あの日が、今も胸に残る

今日という日の努力が、いつか

報われると、信じて。


今も残る、あの日のふたり

どこで間違えたのか。

そうよ、昨日も今日も

変わらない街並み、きっと迷う。

それでも、あなたを探す。

暑い日も寒い日も、私の為に。

そして、ふたりの為に。


ねぇ、本当の気持ちを

ねぇ、知ってしまっても

私のことなら、大丈夫。

それより、あなたが、心配なの。

あの日の私と何が違うのかしら?


散っていく花のように、私の心

見えているのかしら?

気持ちを、教えて

そんなに無理して嘘つかないで

いいからね。


「お願い」

私を、許してください。