今晩やっていた、TV。
「オールスター合唱バトル」

ほんと、久しぶりに歌の感動を
胸の奥深くに感じた番組。
人の声、熱量、届け!という思い・・
素晴らしかった・・

時代・・を感じた番組でした。

(以下ネタバレ含みます^^)

20人1組で、7組、
音楽が好きでそれを本職にしているチーム。
歌手、アイドル、演歌、ミュージカルチーム
歌がうまい芸人、ものまねチーム
そして・・今の時代の
SNSでミリオン再生続出のバズシンガーチーム

どこが時代と感じたかっていうと、
私たち昭和世代は、
バトルというと、ファイティング!のイメージ、
そう、戦う、競う、優劣をつける・・イメージ。
だったんですよね。
多分、子供の頃に見ていた番組も
そんな事が多かったように思います。

でも、これを見てて、
もちろん、競うこと、優劣をつけることなんだけど、
高め合う、称え合う、一緒に感動し合う、認め合う。
そして、何より、他チームのパフォーマンスに
涙したり、エネルギーの凄さ、表現力の圧倒感を感じ
いち、パフォーマーとして学びあう姿勢がすごかった。
もちろん、悔しいという思いもきちんと出す。
それを次に活かそうと誓う。

圧倒感を感じつつ、
それを自分のエネルギーとして
1回目以上のパフォーマンスを繰り広げる。
ただ、歌うだけでなくそれぞれの、本職を活かす。
それだけ真剣。
出演者の言葉が、胸に響く。

【1人でやっているとたどり着けない場所がある
仲間がいると、100点という場所にたどり着けるんだ、
あの高い山に登れるんだと力をくれた。】

【音楽ってすばらしい。自分が歌を目指したことを
思い出させてくれた1日。このチームでよかった】


チームを引っ張る、リーダーはいました。
でも、その中にはヒエラルキー的なものはなく、
リーダーがうまく1人1人の個性を見抜き、
1人1人が自分の得意、自分の出番を
100%のパフォーマンスで出していく。
みんなプロ意識が高いから、
足を引っ張るとか、自分が前に出すぎるとか
そんなこともなかったんですよね・・

 

もちろん、プレッシャーはあるけど、
全力で楽しむ!が溢れている世界。

むかしはね、、、どこかうまくやらなきゃ、できなきゃで
がちこちになっていたり、
どこか、できるひと、できないひとで
差があったんですけど
それを感じさせない世界。

1人でも頑張れるけど、
1人でも十分に評価されるけど、
仲間がいて、それぞれの得意を活かし
それをひとつのものとして創り出す強力な力。
今の時代、
「みんなで」が実はとても大事と言われています。
なぜなら、
多分、これから1人1人が自分の個性を発揮し
自分の強みを出していける時代になって、
そのエネルギーが世の中を
1人1人の生きやすさを増長させるものになる・・
と思うから。

そして、みんなで・・ができることによって、
今まで体験したことのないような
世界を味わうことができる世の中になっていくから。

をもろに感じたんです。


優勝が、
ミュージカルチームとミリオン再生チームの同時優勝。
これも、時代を感じました。

舞台という長い歴史の中で培ってきたミュージカル。
ただ、踊るだけでなく、歌うだけでなく、
感情もフルにぶつけて表現してきたパフォーマンスの
プロ中のプロ。
年齢も30〜60代
かたや、
SNSというまだまだ浅い年数の中でも
元々アマチュアでも表現する場を与えられ
自分たち個人で作り上げていく20代が大半の人たち。
自由とともに、責任・実力も感じながら
パフォーマンスするひとたち。


どちらがいい。でなくどちらもいい。の世界。
楽しむ、挑戦する、称え合う、自分を活かす世界。
利他自利をバランスよく出していく世界。

ほんと、
だんだん、すごい時代になってくる。
それを感じる番組を作ることができる。

古いもののよいところはよい。
でも新しいものをアップデートして
受け入れることも大事。

そんなことを教えてくれた番組でした。

もし、観たいと思われたなら、
Tver でみられますよ^^