ご訪問ありがとうございます。



今日はピラティスは関係なく…、


また あまり明るいお話でもなくて


長文になりますので、


おつきあい頂ける方は、


読み進めて頂けたら嬉しいです。



よろしくお願い致します。



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先日森達也さんの講演会に行ってきました。



「いのちの食べかた」という本を出していたり、


「A」という映画を撮っている方です。





講演会で、治安の話が出ました。



日本の治安は、昔より悪くなっているのでしょうか。



私個人的には、悪くなっているように感じます。



でも、日本は今も世界でトップクラスに治安が良いそうです。



だけど、身体で感じる治安=体感治安は、どんどん悪くなっている。



森さんはこのように仰っていました。



『体感治安が悪くなっているのは、


メディアの報道の仕方、煽り方に問題がある。


善か悪か、に分けて、悪いものはとことん叩く。


そういう世の中になってしまった。



でも、メディアは、“私たち”である。


“私たち”が、善か悪か、わかりやすい報道を求めている。


「悪いことをした人間は、どんどん厳罰しろ!」


と多くの人が思っている。またはその意見に同調している。』





TVを見ると、どの局も、どの時間も、


同じニュースを扱っていて、


それがいかに劇的なことだと伝えるかを


競っているように感じることもあり、


げんなりしてしまうことがあります。



でも、情報量が多すぎて思考がとまり、


疑問を感じないまま、


報道をまるごと受け取る場合もあります。



情報は正しいのか、


間違っているのか、


それを判断する、考える余裕がないことも多々あります。



だけど それはとても危険なことだと、


森さんのお話を聴いて感じました。



森さんの著書を読んでいると


まともなことを、淡々と書いて下さっていて、


気持ち良いです。




でもそのまともな視点を


常に保つことは、私には難しいです。



いつの間にか、忘れてしまいます。



だからこそ、


知らなければいけないし、


誰かの意見に便乗して、


誰かを攻撃するようなことを


したくない、と思います。