「嫌いな人の話は聞かない」というお話です。

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人は嫌いな相手の話は聞きませんから、子どもたちがきちんと座って勉強しているように見えても、実は学習が成立していないかもしれません。

子どもたちが、何に困っているのかを理解して、適切な対応や指導・支援をしていくことはもちろん大切ですが、一番の基本は、子どもたちが安心できるようにすることです。

そのために大人は自分で自分の機嫌をとって、できる限り笑顔と微笑みで過ごしてほしいのです。

笑顔や微笑みでいることは、それだけで「私は君たちを受け入れているよ」という、積極的な受容のメッセージを子どもたちに発信しています。

これができないと、子どもに嫌われてしまい、先生の仕事ができなくなってしまいます。

こういう話をすると「子どもに媚を売るのですか！」と叱られることがありますが、そうではありません。

これは、自分の責任と意思で、機嫌良くニコニコとするということです。

そういう状態を保っておかないと、子どもに怒られた、イライラさせられたという形で、感情をコントロールされてしまいます。

百瀬和夫著

エイチエス

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子どもの頃も、大人になってからもそうですが、やはり嫌いな人の話は耳に入ってこないものです。

本当はそれではいけないのかも知れませんが、でもどちらの方が入ってくるかと問われたら、やはりユーモアのある人、好きな人、笑顔の人等ではないでしょうか。

また、伝える側、教える側の立場でも、怒って教えるよりも、楽しんで教えた方が相手に感情をコントロールされずに済みます♪

上司や教師や教える立場にある人は、「どうしたら伝わるか」と考えるより、「どうしたら楽しいか、どうしたらやる気になるか、どうしたらワクワクするか」を考えた方が、結果的に伝わるのではないかと思います。

そして、同書には笑顔の効能について他にもありましたので、ご紹介させていただきますね。

「笑顔には、日常生活で他にも思わぬ効用が期待できます。

笑顔でいると表情筋が刺激され、βエンドルフィンなどの良い脳内ホルモンが分泌されます。

その結果、若返り効果が得られて、免疫力もアップすると言われています。

また、血行促進、内臓強化、ボケ防止の効果もあるようです。

ですから、吉本興業さんは最近、お笑いではなく、“健康産業”と自ら宣言しています。

さらに、顔の皺も、笑顔の時は十三本、怒っている時には四十七本使うそうです。

もうこうなったら、何がなんでも笑っていないと損します。

美容と健康のためにもぜひ、笑顔で過ごしましょう」

教えるということの中で、もはや怒る理由が見つかりません（笑）

いかに楽しませるか？笑顔でいるか？

これは、子どもだけではなく、社会人でも全く一緒のことがいえますね♪