今日はとてつもなくしんどくてダメな日で…
私自身を保つため、この気持ちを最初で最後として文章にして吐き出させてください すみません

注)バンタンとは全く関係ない内容となっています






思えば私はずっとイライラしていた
母の言動にイライラし、不機嫌でいつも喧嘩腰だった

母は仕事を終えるとお酒を飲み、休日は朝から飲むことが常であった
そのためいつでも酔っ払っている母をみて嫌悪感しかなかった

しつこく同じ話を何度も繰り返し、一緒に出かける日にちを忘れて寝ていることもしばしばあった
母から見て孫にあたる私の子どもたちにもしつこくしていたり、酔っぱらった母が子どもたちのちょっとした失敗を嘲笑う姿が許せなかった

そんな私にいつも怒られ、冷たくされると"すぐ怒るんだから"と言ってくることにも嫌気が差していた

「孫と会う時くらいはお酒は控えめにしてほしい」

と訴えると、母自身も記憶にないことに罪悪感があったのか、その願いをがんばって聞き入れてくれてはいた
それでも私と会う時は相変わらず酔っぱらっていて会話も永遠と同じ昔話ばかり

うんざりだった
本当にうんざりだった

今日は優しく、気を長く持って接しようと心に誓って実家へ行っても
帰る頃にはまたうんざりな気持ちしか残っていない
そんな日々だった

母が運転免許証の更新の際の認知症検査で「認知症の疑い」が出た瞬間、納得以外の感情は皆無だった

しかしその後、確定診断が下されてからは私には後悔と懺悔の気持ちと悲しくて不安な気持ちのよくわからない感情が入り混じり、母に対して行った数々の言動を悔やんで自責の念で涙が溢れた

約束の日を忘れてお酒を飲んで寝ている母
昨日聞いたことを翌日も電話をしてきて聞いてくる母
孫に昔の武勇伝を永遠と話をする母

それらの母の姿を思い返し涙が止まらなかった
それと同時に、そんな母に冷たくキレる私自身の姿を思い出し胸が張り裂けそうなくらい苦しくなった

お酒のせいなのも可能性の一つとしては十分あるが、それでも母の脳は新しい事案を処理するには難しい状態にある

そう思うと自分が親不孝者な気がしてならなかった

あれから母はお酒を1滴も飲んでいない
欲しがる時もあるが、他の話をして気をそらすとお酒のことも忘れてしまう様子だ

認知症の確定診断が下されてから一年弱
今、私のスマホには毎日母からの着信がある
昼夜問わず毎日
多い時は日に15件

もう私のスマホはずっとサイレント設定のままだ
どんな通知も、夫や子どもたちからの連絡も気をつけていてもリアタイで受け取れない時があるのが申し訳ない

あんなに冷たくされ怒られてきた私にいちばんたくさん連絡をしてくる母
姉たちではなく、毎日私に電話をかけてくる

出られなかった時、気づかなかった時は必ず折り返して、同じ内容の話でも同じ対応をして
怒ることなく穏やかに
いつでも初めて聞く話のようにリアクションを取る

何故私なのだろう?
いつまで続くのだろう?
そう思いながらまた今日も明日も母からの着信の通知を何度も確認する

ため息と懺悔と穏やかさ

毎日その感情と向き合いながら何度も母からの着信通知を確認する

意味を、理由を求めることは
今の母にとっていちばん酷なことであるのはわかっている

わかってるよ、お母さん
わかってあげられなくてごめんね


母が……

母が私のことをわからなくなったらどうしよう…
スマホの着信履歴が無くなってしまったらどうしよう…

私は母が




大好きだ

こんなにも大好きだったんだ


誰か 助けてください

私の大好きな母を救ってください
 



今日は母に会いに行く日

きっと昔話を永遠と聞かされる

それでも嬉しそうに話をする母の楽しい時間になればいい

会った瞬間の緊張…

"私のこと、まだちゃんと覚えてる?"

そんなことを考えて、母に会いに行く前日はなかなか眠れないけど

たくさん話をしよう