『十年一昔』 中川えりか
母校の文化祭にいってきました。
卒業して~から~もう、何度目の秋~~~
はなうたまじりってなもんです。
お目当ては、演劇部の公演
一緒にやったことのない現役の後輩が、未だにお知らせをくれるのです。
ありがたや~。
礼拝用のホールを使っての公演なので、
外の光は漏れるわ、
声は拡散するわ、
テニスコートの声が聞こえてくるわ、
なにより舞台が半円だわ、
後ろのカーテンが茶色だわ、
もうこれでもかって位、演劇には向いてない。
でも、そんな中、
一瞬だけ、客席の全部が舞台に集中した瞬間がありました。
舞台ってそうなんだ。
みにきて本当によかった。
幹部の学年が引退だったので、涙涙の終幕。
一緒にやったことはないけど、後輩みんな可愛いく思えました。
緑に囲まれ、世間の流れとはすこしずれた所で過ごす6年間。
通ってる間は、朝6時起きで学校なんて耐えられないって思ってたけど
(いや、今だったら絶対に耐えられないけど)、
でも、自分の核のようなものが、確実にそこで育ったなと思います。
なんか、改めて、この学校でよかったなって思いました。
空高く
黒服似合わぬ
母校かな
えりか心の俳句