『美術館で避暑』 中川えりか
ポスターをみてふと思いたち、美術館にいってきました。
「うみ」をテーマにした、様々な画家たちの作品展。
この夏も海には行けそうにないし、
電車で、水着なしで、海にいった気分になりた~い、という不純な動機だったんですが…。
いざ館内に入ると、絶対的な静けさに圧倒され、
たくさんの美術作品に魅了され、
ほどよい空調に癒され、
なんだかとても充実した時間を過ごすことができました。
なかでも好きだなぁと思う作品がいくつかあって、
好きだと思えること自体は幸せなことなんじゃないかと考えたり、
その作者が何を思ってこの色にしたのかなんて思いを馳せたり、
ひたすら油絵が重ねられている抽象画の前で頭をかかえたりしました。
あぁ、アカデミックな夏!
と自分に酔いしれながらふと見ると、
「ロートレック」の名が。
9月のミュージカル公演『ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット』と、まさに同時代の画家たちの作品が並んでもいたのでした。
あぁ、シンクロニシティ・ムーラン!
沢山の絵ハガキ(自分用)を手にしながら、美術館をあとにしたのでした。
写真は帰り道にいた大きなキリン。
美術館、暑い夏になかなかオススメですよ。