印僑という言葉があります
これは、
在外の中国人を華僑と呼ぶのと同様に、
在外のインド人
(NRI:Non-Resident Indian)の
ことを指します
その数は年々増加の一途をたどっており、
世界で1000万人とも2000万人とも言われ、
中国系移民に次ぐ規模となっています
インドとの関係が深いモーリシャスなどは、
人口の約7割がNRIで占められています
NRIは大きく分けて
いわゆる頭脳労働系と
肉体労働系の二つのタイプがあります
頭脳労働系では、
周辺国以外では旧英国領に多く、
IT産業や各専門職で働く
経済的に豊かな人が多いのが特徴です
一方、肉体労働系の仕事では、
石油危機以降、
多くのインド人が中東へ
出稼ぎに行っています
NRIの多くは
稼いだお金の大半を
インド本国への仕送りとしており、
その莫大な金額は
インド経済に大きな影響を
及ぼす存在となりました
一方、インド政府側から見ても
伝統的にNRIに対する依存度が
比較的高い状況が続いています
1991年の外貨危機や
2008年の世界不況においても、
そこからの復活には
NRIが大きく寄与しています
2008年度では、
世界的な金融危機の中でも
インド準備銀行が
NRI預金の金利を引き上げたこともあり、
NRI預金流入額は
約40億米ドルにも及びます
また、
NRIによる海外直接投資の割合も非常に高く、
アメリカやイギリスからの
投資額にも匹敵します
日本のNRIが多い地域の一つに、
東京の西葛西があります
ITバブル以降、西葛西では、
IT系企業に勤める
インド人コミュニティーが形成され、
今も多くのインド人が生活しています
しかし、他地域の中華街や
コリアンタウンに比べ、
インドの雰囲気が街中から漂う、
といったことはありません
インド人は、
海外においてその地域に
永住するというよりは、
一時的な出稼ぎとして
数年後には帰国する
傾向が強いためでしょう
このように、
NRIはインドを語る上で
非常に重要な存在ですが、
IT系以外の業種では
まだ華僑が中国に及ぼした程の
影響ではありません
NRIが各国でさらに
地位を高めていけば、
それにつれ
インド本国の世界での
地位も上がっていくことでしょう
(久野 康成氏記事一部引用)
<ジュガール>
印僑の億万長者のみならず、
日本でも孫正義さんや、
稲盛和夫さん、柳井正さんのような
偉大な経営者が持っていた
考え方だとされています
ジュガールとは、
「Solution for Making Thing
Possible Beyond the Imaination」
と訳され、
つまり
「想像の枠を超えて。
物事を可能にするための解決策」
だといえます
アラジンの魔法のランプのようなもので、
ジュガールをマスターすれば、
仕事・恋愛・人間関係・日常生活が上手くいき、
億万長者になれるという教えです
ある調査では、
81%のインド人ビジネスマンは
成功のキッカケには
ジュガールが必要だということ語っています
そんな成功を生み出すジュガールを実践するためには、
下記の3つのことが重要です
1.簡単に諦めない
2.既存の枠にとらわれない
3.とにかくやってみる
こうした心構えを常に意識して、
心から「ジュガールを覚える」
ようにしてみましょう
また、
ジュガールは複雑なものではなく、
シンプルなもので、
あらゆる物事を
シンプルに考えれば良いのです
大事なのは、
メリットを中心に動くということ
そして、
自分の人生に
役に立つものをやるということです
そのため、
思考が悪い方向にしか続かないような、
悪いニュースなどを
見るのを控えるようにしましょう