
忘れてた時間の流れが早すぎて怖いという感覚を、思い出す。
懐かしさと、恐ろしさが在る。
久しぶりのこの感覚。
時間は、運動の法則を目にして理解してるから、「時間が流れている」と認識するけど、
その実態を本当に知ることはできない。
目にも見えない、実証もできない、だけど人は時間にメモリをつけ、1日を、1年を、あるいは1秒を基準に生きている。
こんなに長く生きて、何も残せてないようにも思うし、やりたいことは程々に全部実現してきたようにも思う。
何も残らない。
自分が生きたあとには。
それでも、今たのしいに溺れて生きてきた。
今、すきなもの。
今、好きなひとたち。
今、好きな仕事。
夢中になって、ただ時間を滑るように、とうとうこんなところまできてしまった。
この先は、どうやって生きようか。