「あなたは中国へ行ったことがありますか」
解:你去过中国吗?
×:你去过中国了没有?
→この过に了は要らないだろうと……
ていうかおとなしく吗にしとけばいいんですよね……吗を使うのが怖い……
「あなたは中国語を勉強したことがありますか」
解:你学过中文吗?
×:你学汉语了没有?
→なぜ上ではできていたのに过を取ったのか小一時間問いつめたいですね。
そして中文と漢語の違いで減点という残念すぎる事態。
汉语と中文はどう違うのか? 意味は同じに見えますが……
小●館の中日辞典で調べてみたところ、ズバリ載ってました。
“中文”は各国語の中の一つとしての中国語を、あるいは外国語に対する中国語をいう場合に用いられる。へえーーー。
“中国话”はそのくだけた表現。
“汉语”は漢民族の用いる言葉という意味で、学術的な方面などでは一般にこれが用いられる。
“中文”には文章語・書き言葉を中心とした中国語というニュアンスがあり、
“汉语”や“中国话”には口語・話し言葉というニュアンスがある。
「あなたは中国語を勉強したことがありますか」の「中国語」は
確かに“中文”のほうがよさそうです。納得しました。
「大学で、第二外国語で2年間だけ勉強しましたが、卒業して3年、全部忘れてしまいました」
解:在大学作为第二外语只学过两年了,已经毕业三年了,都忘光了。
×:在大学学了作为第二外语两年,毕业三年,都忘光了。
→“作为第二外语”は“学”の状語ということなんでしょうか。
“毕业三年”には“了”を付けるべきかすごく迷ったのですが、
あんまり“了”を付けるのも気持ち悪いと思って(←勝手に)やめました。
「中国語はどのくらい勉強すると話せるようになりますか」
解:中文,学多长时间能说话?
×:汉语怎么学习说得话吗?
→今回公開を決めたのは、この文があまりにも人としてやばかったからです。
“多长时间”が思い出せなかったけど、なんとか形にしようと思ったんです。
「どんな勉強したら話せるようになりますか?」にしようとしたんですね。
もうね、分からないなら白紙にしておけばいいと思うんですよ。
こういう場では、どうせ間違えるなら書かないほうが賢いと思うんです。
白紙は完全な負けではあるけれど、自分のアホさを晒さずに済むじゃないですか。
でも書いちゃうんですよね……
「だったらどんな文章なら書けるのか?」って考えちゃうんですよね……
可能補語の後のドリルだったので、
可能補語の形で言わなくちゃいけないんだという強迫観念に負けてこうなりました。
そして说得话という謎の単語を創造する始末。
この“说话”も謎が多い単語ですね。
「話す」って言葉だけで何通りも言い方があるじゃないですか。
どの場面でどれを使えばいいのかいまだによく分かりません。
「私に中国へ1年留学したことのある友人がいますが、なかなか上手に話します」
解:我有一个朋友,他去中国留过一年学,他说得不错。
×:我有留过一年学中国的朋友,他说得不错。
→これもなかなかやばい間違いだと思うのですがいかがでしょうか。
「中国に一年留学した」を“朋友”の定語にしようとしたんですね。
“在中国”にできてないし語順がおかしいのでどっちにしろダメでしたが……
ここまでくると“他说得不错”が無傷なのが逆に腹立たしいですね。
なんでそこで間違えて笑いを取りに行かないんだよ!?
「最近彼女に会いましたか」
解:最近你看见到她了吗?
×:最近你见过面她吗?
→“看见到”になる理由がまったく分かりません。
たぶん初期の初期なら“看见她”で正解だったと思うんです。
でも補語の学習を終えた今、「いや普通に考えて“到”が要るでしょ?」
って感じでドヤ顔で解答に出てきてるんですよね……
「もうちょっと実践積んでから問題解いてくださいよ……」
という、参考書側の無言の圧力を感じます。
しかし“看见”と“见面”の違いが辞書を見ても分からん。
どちらも「人に会う」で使えるようなので、なおさら分からん。
「先月会いました。彼女は結婚して1年ちょっと、以前より少し太りました」
解:上个月看见她了。她结婚刚一年多,比以前胖了一点儿。
×:上月见过面。她结了一多年婚,比以前胖一点儿。
→ここまでくると呆れてものが言えませんね(笑)
“一年多”はなぜ間違えたのか分かりません。
“上个月”は普通に思い出せませんでした。
記憶力に病的な問題があるんじゃないかと思ってます。
病気なら治せばいいんですけど、バカは死んでも治らないって言いますからね。
“她结婚刚一年多”は今の私のレベルでは何十回やっても解けないと思うのですが、
「経過した時間」を表しているのだから“结婚”に
“一年多”を割り込ませる必要はない、ってことですよね。
自分は離合詞が出てくるとすべてを離れさせようとするから困る。
今回は以上です。
励ましてくださる方もいらっしゃいますが、実のところ
「このブログ書いてる人ってほんとに頭悪いんだな……」
と感じている方が大半じゃないかと思います。
このブログのコンセプトは
「(いろんな意味で)低レベルの人間でもがんばればなんとかなるかもしれない」
なので、どうかお許しください。
(↑今よりはるかに漢文が読めないころ、同じことを書いた記憶があります)
私は周りに同学がいないことを本気で悩んでいるのですが、
きっと同学が自分のような間違いをしていたら
「これだけの期間勉強しててその間違いはやばいって……自分もだけど……」
って言ってあげてたと思います。
でも独学だと誰もそんなこと言ってくれないんですよ……
自分から積極的に恥を晒していかない限り、やばさが露呈しないんです。
間違いを載せることにより本気で不快になる方がいらっしゃることも
分かってはいます。(むかし別件で苦言を呈されたことがある)
が、独学だからという理由でどんどんダメになっていくほうが耐えられないので
人としてやばい間違いを犯したときには今後も積極的に晒していきたいと思います。
こうやって何度も何度も予防線を張るのは自分でも嫌なのですが……
(「自分がなぜ間違いを晒すのか」なんて毎回わざわざ書きたくないですよ……)
言葉が足りないせいで人を不快にさせるのは私も不本意なのでね!
最終的には文章を間違えないようになればいいなと思っていますよ!