第1・2・3景 | ANCORAーアンコーラー

第1・2・3景

今日は、音を付けての立ち稽古!


読み合わせから始まり、音楽稽古、立ち稽古・・・


平面的だったものに、どんどん新しい命が吹き込まれいきます。


その過程は、すごく楽しいです。


では、前回の続きを書こうかと思います・・・


20歳ぐらいの娘キャスリーンが、パンの粉を練り終えて、暖炉のそばの丸いオーブンに入れる。


それから、手を拭い、糸車を回して紡ぎ始める。その時ノーラが戸口から顔をのぞかせます。


手には、若い神父さんから預かった包みが・・・


ノーラは、今開けてみる?と提案しますが、母が気がかりなキャスリーンに制止されます。


母の起きてくる気配を感じ、とりあえず包みを屋根裏の泥炭置き場に隠しておく事に。


隠している間に母が起きてきてしまい、キャスリーンはとっさに泥炭を投げ下ろし


バートリーの為にパンを焼いているから足りなくなったと、その場をきり抜けます。


バートリーは出かけないと信じている母に、それを神父さんが引き止めてくれず、他の人たちも


バートリーが出かけると言っていたのを知っていると告げるノーラ。


そこへ、バートリーが帰ってきます。


雌馬で浜へ行く為の手綱を取りにきたのです。


今夜の出船を逃すと後二週間は待たなければならない事がわかり、急いでいます。


そんなバートリーに向かって、マイケルの遺体が今週中には浜へ打ちあげられる。


その時に男手がなくて棺桶も作れないなんて、きつい評判が立つだろうと小言を言います。


モーリアは、また息子を失ってしまうかもしれない恐怖と、今までの思い、自然の力には逆らえないという


無力さを感じながら言葉をかけますが、バートリーは見向きもしません。


手綱を束ねながら、姉に自分がいない時の仕事を頼みます。


モーリアはそんなバートリーに皮肉を込めて一言放ちますが、


そんな母を尻目に、2・3日で戻るからと身支度をはじめるバートリー。


モーリアは強い口調で、息子の強情さを攻めます。


苛つく気持ちを抑えつつ、支度を終えたバートリーは手綱を持って浜へと行ってしまいました・・・