私が掲げている「ファッションビジネス専攻」という暖簾は、
もうかれこれ企画の段階から入れれば10年近く前に遡る。
当時依頼されたときに何度も辞退したが(依頼された時点から10年以上も前にファッション業界から足洗っていたのに今更「はっ?」って思ったからだった)
結局「仕事」として請け、やるなら本気でということでコンセプト、カリキュラムから科目群、育てたい人間像まで全てオリジナルで立案した。
その中のビジネス系の科目に「感性マーケティング論」というのがある。
勿論従来のマーケティングは別科目で2科目もあるがそれを教えるだけじゃ片手落ちと考え、従来の定量的なマーケではなく定質的な価値という発想のマーケティングを教えなければならないと思ったのだった。教育学修士で「質的評価」にこだわっていたからだ。これまでビジネス系の先生に担当してもらっていたこの科目を今年は最後に私が受け持つことにし、数日授業コンテンツ作りに苦心していた。
いやぁ、マーケティングの勉強を無茶苦茶しました。
で、結論は面白くないなぁってこと。
定量的な従来のマーケティングは結局、コンサルか研究者の屁理屈に過ぎない。
文字にすればこうなる的な学問にすればこう解説する的な。
私はマーケの研究者に怒られるかもしれないが「絵にかいた餅」のような小理屈を並べ立てて学生に何を伝えたいのかなぁと思った。
「…戦略」という言葉がお好きなようで
何でも「…戦略」と名前がついていて
(感性価値を教えるために一応「…戦略」も全部解説する内容にしたけども)
男が作った学問だなぁと(学問かなぁ?とも)思う。
商品価値は使い手が感動し、使い手が体験し、使い手が新しい自分の感性に気付き、幸せ感を得るモノに決まっている。
女発想はこれが当たり前。
授業コンテンツを作っていてこの科目名で科目を作った10年前の私は正解だったなぁと思った。商品開発ブランディングに30年以上携わった「昔とった杵柄」は大きい。コンテンツ準備はやっと峠を越えた。