父は89歳おじいちゃん。母は86歳おばあちゃん

今は介護施設のショートステイで「ロングステイ」という形でほとんどの日々お世話になっていて、月1回2泊3日自宅で過ごしています。


自宅に帰りたい父。帰りたがっている父を施設に預けることに罪悪感を持っている母。

少しずつ進む父の認知症に翻弄されながら、揺れ動く家族の、あれやこれやです😀


月一のケアマネさんの訪問のたび、特養の入所の順番が回ってきた。と思う母。


「お父さんの認知症も、進んでないみたいだから、今のままショートステイで続けたい」


母の心の中は、順番が来てほしいような、欲しくないような。複雑な様子。


しかし、ショートステイを選んだきっかけは、父の認知症の進行が思った以上に早く、「仕事に行く!」と言って騒ぐ、怒鳴る、手をつけられなかったから💦


母には、時々見せる『今まで通りのおとなしい父』が、『自宅に帰りたい』と訴えていることへの自分の罪悪感がチラチラするのだ。


無理もないんだけど、、、、💦


先日の父の帰宅で、私と母にはそんなに進んでいないように見えた父の認知症だが、施設での様子は

・季節が分からなくなっている。

・自分のいる場所がわからない。 

ということ。


確かに、父は20年も時間がずれていた。

でも、話はちゃんとできていたし、

私のことを「自分の娘」とわかってくれていた。

そのことに安心してしまっていた💦


過去と現在を行き来し、夢の中にいる様な感じでいるらしい。


ケアマネさんが、父に「家族の方に伝えたいことありますか?」と尋ねたら、「別にないよ。毎日(自宅へ)帰ってるから」と答えたそうだ。


それを聞いた母は「帰ってると思ってるなら、少し救われました」と。


父も母も、こころも体も行ったり来たり右往左往の介護生活。


先日、友人につれられ、奈良の興福寺南円堂に行ってきた。お線香の香りに、そっと手を合わせると、すーっと何かが抜ける感覚。

そしていただいた御朱印には、力強い筆運びに、力を貰えました。