メダリスト・オン・アイス | かふぇ・あんちょび

かふぇ・あんちょび

このカフェ、未だ現世には存在しません。

現在自家焙煎珈琲工房(ただの家の納屋ですけど…)を営む元バックパッカーが、

その実現化に向け、愛するネコの想い出と共に奔走中です。

 さあ、では田舎者は田舎者のやり方で、無理やり観戦しますよ。

 ・・・ふーむ、現時点では、ふたつしか動画がアップされていないようですね。


 2008全日本選手権覇者 浅田真央 
 「ポル・ウナ・カベーサ」~「パジャドーラ」





 2008全日本選手権4位 鈴木明子
 「リベルタンゴ」




 NHK杯のエキシビジョンで観たのと同じふたりが、同じジャンルの音楽であるタンゴに乗せて滑っていますが、受ける印象はかなり違って思えます。

 ・・・うーん、どっちもすごい。


 ああ、やっぱダメだ・・・鈴木明子さんには、どうしても強い思い入れが入ってしまうんですよね。

 今季現役を引退した太田由希奈さんという選手がいます。
 このエキシビジョンにゲスト出演の噂もあった太田さんは、病気だった鈴木さんと同じように長い怪我での何年もの欠場から復帰してきて、去年の全日本で四大陸選手権への出場を賭けて舞い、そして願い叶わず引退してゆきました。
 ゾクリとするほどに音楽を演技で表現出来る、ちょっと他に並ぶもののないスケーターでした。
 数人のスター選手たちには華々しい脚光の当たるフィギュアスケートですが、そのまばゆい光の影では、素晴らしい舞姫たちがひっそりと咲いては散っているのです。

 今回、鈴木さんがほんのわずかなチャンスをものにして、1試合しか出場できないGPシリーズのNHK杯で堂々と表彰台に乗り、そしてまた全日本選手権で4位に入ってその四大陸選手権への切符を手にした事は、本当に素晴らしく心からの祝福を奉げるべき快挙です。
 昨日の全日本の会場にいた観客たちの多くは、そんな鈴木さんのいろんな辛さや苦労の事をちゃんとわかっていて、だからこそ皆あの素晴らしい演技にわれんばかりの喝采と賞賛を惜しまなかったのだと思います。
 このヒトは鬼気迫るような鳥肌モノのステップを持っていますが、今回それに加えてダブルアクセルからの3回転という大技を気力で着氷した時には、私はもう涙が止まりませんでした。

 どうぞ、日の丸を背負い胸を張って、四大陸選手権の晴れ舞台で存分に舞ってきてください。

 本当におめでとう。