#196 ガンジス | かふぇ・あんちょび

かふぇ・あんちょび

このカフェ、未だ現世には存在しません。

現在自家焙煎珈琲工房(ただの家の納屋ですけど…)を営む元バックパッカーが、

その実現化に向け、愛するネコの想い出と共に奔走中です。

 そんな乞食の花道を抜けると、いよいよガートへとたどり着く。

ゴチャゴチャしたヴァラナシの街なみであるが、河岸ではバーンと視界が広がり、かすんだ対岸が見渡せていい気分だった。

どうやら向こう岸は 「 不浄の地 」 として扱われているらしく、かすんでいるからか建物の影がまったく見当たらない。

それは、世界の果てを眺めているような、不思議な光景だった。


 そしてこちら側、階段状に川面へと降りるガートには、沐浴する人びとのにぎやかな姿があった。


       ガンジス



  
       沐浴風景


       
       沐浴風景


 

 みんな、朝日を浴びながら沐浴したり、バシャバシャと泳いだり、石鹸で身体を洗ったり、歯を磨いたり、洗濯したりしている。

 それは限りなく聖なる河であるのと同時に、限りなく俗なる日常生活の舞台としての河であり、そこには何の違和感もなかった。


 河の水はけっこうキタナソウであったが、泳ぐのは楽しそうだ。


 ・・・そうかそうか、ヨシヨシ。