#63 長安の都 | かふぇ・あんちょび

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このカフェ、未だ現世には存在しません。

現在自家焙煎珈琲工房(ただの家の納屋ですけど…)を営む元バックパッカーが、

その実現化に向け、愛するネコの想い出と共に奔走中です。

 北京に戻ってから1週間後、鉄道にて西安に到着。
硬臥 ( 2等寝台 ) 200元くらい ( 約2300円、詳細記録なし、贋留学生料金 )。

 ここはいにしえの唐の都長安であり、絹の道シルクロードの起点でもある。
街の印象は、むしろ北京よりも活気があるように思えた。
同じく古都である洛陽と較べても、現役の都市として機能している頼もしさがある。
なにがどうという訳ではないが、僕は到着してすぐにこの街が好きになった。

 駅から真っ直ぐ南下して城壁を越えた所にある宿、勝利飯店にチェックイン。
ドミトリー1ベッド35元 ( 400円 )。

 ねぐらが決まった所で、数日は西安の街をぶらついて過ごした。
城壁で囲まれた内部が旧市街で、鐘楼、鼓楼といった建造物を中心として碁盤目状の街路が整備されている。

 京都みたいだな。

というのが僕の印象であったが、これは当たり前であると同時に根本的に間違っている。
京都の方が長安の都を模して建設されたのであるから。

 それにしても素敵な街であった。
上海のような混沌さはなく、にぎやかさの中にも落ち着きがあり、それでいて北京のような巨大な冷たさを感じない。

 イスラム寺院清真寺周辺は回族の居住区で、白い帽子を被りイスラム教を信奉する人々の姿が目に付いた。
…西域の匂いがする。

 幼い頃から夢に見た遥かなる道の始まりの地に今まさに自分がいる、という実感がひしひしと湧いてくるのを感じながら、炭火で炙った羊肉の串焼きで独りビールの祝杯をあげた。

 頭の中に響き始める旅のテーマソングは、ドリフターズの人形劇西遊記の曲であった・・・・・

 
  ニンニキニキニキ ニンニキニキニキ ニニンが三蔵

  ニンニキニキニキ ニンニキニキニキ ニシンが悟空

  西へ向かうぞ ニンニキニキニキニン

  西にはあるんだ 夢のくにンニキニン

  Go Go West!

  ニンニキニキニキニンニンニン

  ニニンが三蔵 ニシンが悟空も

  西へ向かうぞ ニンニキニキニキニン