皆さま、ごきげんよう。

沢山あるブログの中から目にとめていただきありがとうございます。

 

心理カウンセラーの平田です。

 

今日は家族の通院の付き添いをしてきました。

大きな病院で、複数の科に行かないといけなくて、一日がかりでした。

受付して、診察して、処方箋貰って、別の科に移動してまた受付して、診察して処方箋もらってまた別の科に移動して・・・

それぞれに待ち時間があって、予約していてもその時間通りにはならないことが多いです。

病院が終わったら今度は処方箋をもって、薬局に移動。

薬局でも受付して、待って、会計して・・・。

ふぅ~。

 

どこの待合室もたくさんの患者さんがいて、高齢の方が多く、中には

「もう二時間も待っているんだ!いつになったら自分の番が回ってくるんだ!」と

診察券を受付の机に投げていたり。

 

またある方は、車いすを押している奥さんに対してとっても威圧的な態度や暴言をはいていたりで

周りの人に「もっと奥さんにやさしくしてやれよ!」なんて言われていた人もいて。

気の毒に思いました。

 

私も骨折して入院した時に、家族が病院内を車いすを押して移動させてくれたのですが、

柱に骨折した足が少しぶつかってしまった時には、キーンと響いてしまって「あぁぁぁ痛い!」とイラっとして

声が出たときはありましたけど。(笑)

確かに自分で動けないだけでもイライラしますけどね。

 

待たされていて、いらだつ気持ちもわからなくはないけれど

ちょっとそんな言い方しなくても・・

うわぁ嫌な感じ・・・

医師だって看護婦さんだって一生懸命やっているんだから仕方ないでしょ!って思ったり。

今日一日だけでも色々と思いました。

 

病人本人は、具合が悪くて通院しているのだから、ただでさえ少し機嫌が悪いから

待たされているとやっぱりイライラしてしまうんでしょうね。

 

医療従事者の方々は、日々本当に大変なお仕事をされているなぁって、改めて思いました。

 

 

最近、言葉について気を付けようと思う本を読んでいます。 

 



言いかえ図鑑 よけいなひと言を好かれるセリフに変える : 大野萌子 著作

 

大野さんは、長年、産業カウンセラーをされている方だそうです。

テレビでも紹介されていたようなのでご存じの方もいらっしゃるかもしれないですね。

 

私は、たまたま美容院で読んだ雑誌の記事に紹介されていて、へぇ~面白そうだなって思って、本屋に直行して購入しました。

 

今日もこの本をもって、病院での待ち時間に読んでいました。

私は、今も現役の会社員ですが、今更言葉使いを注意されることもなく、誰かに聞くこともしないので

自分の使っている言葉遣いはスタンダードだと思っていました。

 

言葉って、目に見えない分、傷つくことが多いなって私は感じていて。

例えば子どもの頃に親や友達、先生に言われて嫌だったこととか、ずーっと覚えてます。

それこそもう何十年前に言われたことを、しつこくネガティブな感情と共に覚えています。

 

あれも言われた、これも言われた等、被害者的立場を考えがちだけど

ところがどっこい!

本を読んだら、私言ってた・・ってことが沢山ありました。

よけいなひと言を言っちゃってる。

 

あちゃ~、私こういう言い方していたなぁ。

うわぁ・・恥ずかしい。

もう、ごめんなさい

など、反省しきりです。

 

傷つけるつもりはないけど、角が立つような言い方をしていたり、

嫌味っぽくなったり、上から目線って思われるような言い方を、沢山していました。

 

例えば業務の引継ぎの時に何度も同じことを聞かれたとき。

「どこが分からないのかわからないっ」て、イラッとしながら思わず口から出てしまったことがありました。

内心、腹が立っていました。

何回言えばわかるの?と。

 

決して相手が不真面目とか、やる気が無いわけではなくて、メモも取っているし、単に知識がなく、

理解をするのに時間ががかかるだけでした。

 

言った時に、「あぁ、しまったぁ。」やってもーたと。

 

今にして思えば、「具体的にどこが分からないのか教えてくれる?」とか、もっと違う言い方があったでしょ!

私のバカ。

 

言葉一つで、誤解を招いたり、雰囲気を壊したり、信頼を失ったりと、多方面に影響が出ますね。

会社員としても言葉は大事なのは勿論ですが、カウンセラーという人の心を扱う仕事は、見えない心や感情を話すので

とても繊細で、大切だと感じます。

 

 

例えば

○○しないで!と否定的な言い方と

△△してくれると助かる!という肯定的な言い方では、

 

受け取り側の印象が大分違うのだそうです。

確かにそうですよね。

同じことを言っているけどニュアンスが違うように感じませんか?

 

言葉は人とのコミュニケーションで必要なツールの一つだし、家でも仕事でも病院でも買い物でも、仕事でも子育てでも、どこでも使います。

また、自分の考えをまとめるのにも言葉を、頭の中で使います。

人に厳しい表現をしている人は、自分自身にも厳しい目を向けて、厳しい事を言いがちなのかもしれないですね。

 

自分にも他人にも、よけいなひと言は止めて、優しくなりたいです。

言葉一つで・・と注意しながら、日々成長しようと思います。

 

ではまた!