フジテレビからいろんな映像が公開されてますね。

 

その中の全日本選手権の会見映像。羽生くんの言葉が聞きたくて見たけど、ちょっと辛いね。

心身共に疲れ切ってて、本当に辛かったはずなのに。いつも通りの会見。いつも通りの周囲への気遣い。なんて人なんだろうね。深く傷ついてたはずなのに。

全日本の後、なかなか立ち直れなかったって、四大陸のインタビューでも言ってたし。内発的動機がないとか、昔のプログラムを滑ってて、羽生結弦としての感情が戻ってきたとか。感情を殺しておかないと乗り越えられないくらい辛かったんだろうな。。。

 

また辛く苦しい思いをすることになったけど、でもAERAのブライアンとIceJewelの佐野さんの言葉を読むと、その辛い経験も次へのきっかけに変えていったんだろうね。立ち止まって、もう一度色々考えて。なぜ現役を続けるのか。自分は何がしたいのか。ブライアンも佐野さんも世界のトップで戦ってきた人で、だからこそそういう立場にいる人の気持ちは、見てるだけの私よりはるかに理解できるでしょうし。

この苦しさ、辛さがせめていいきっかけになっていることを願うしかない。

 

それ以前に、特に今シーズンの理不尽な採点傾向は見直してほしいけど。ルールに則って、やるべきことをやっても評価されないのはおかしいよ。

 

「・・・リンクサイドに戻ってきた瞬間、結弦は「疲れた」と言いました。それは4分間の演技で疲れたのではなく、この8年間走り続けてきた日々に疲れたという意味だと感じ取りました。・・・全日本選手権でタイトルは逃しましたが、むしろちょっとホッとして、やっと落ち着いて仕切り直せるな、という気持ちになりました」byブライアン・オーサー

 

「一方、羽生選手にとっても、・・・いいきかっけになった試合だと思います。彼もやはり平昌五輪で連覇を果たした後は達成感もあり『これから先のフィギュアスケートって何だろう』という自らの問いに答えが見つからなかったのが実情だったでしょう。」by佐野稔

 

 

 

●2019全日本選手権 男子公式会見1

https://www.youtube.com/watch?v=JrxvcwTbZUM

 

●2019全日本選手権 男子公式会見2

https://www.youtube.com/watch?v=uScAeIos9NI

 

●2019年12月22日 世界フィギュア 

https://www.youtube.com/watch?v=PUAhDR9O29I&feature=youtu.be

 

 

 

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理不尽な採点と言えば、なぜか今頃、バンクーバーオリンピックの時のインマン事件の記事が出てましたね。これも有名な話だよね。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050200195&g=spo

 

確かに新しい採点基準に照らし合わせるとプル様のトランジッションは高い点は出ないかもしれないけど、それでも7点台は普通に出たと思うのよ。トップ選手が8点台から9点くらいは出てるんだから。それが5点とか6点とかありえないでしょう。

 

トリノオリンピックの時はプルさまが無双状態で、ちょっと点をいじったくらいでどうにかなる状況じゃなかったから何もしなかったんだろうけど、バンクーバーではそうじゃなかった。

金メダル候補にプル様、ステファン、ジュベール、高橋くん、パトリック。そして何よりアメリカのライサチェクとジョニーもいた。プル様を下げればアメリカが金メダルを獲れるチャンスが十分にあった。だからアメリカは謀ったんだろうね。結果、それがうまくいった。

 

ソチオリンピックは完全に羽生くんvsパトリックの構図が出来上がってたし、アメリカ勢は金メダルどころかメダル候補さえいない状態だったから、何もしなかったんじゃないかな。

 

そして、平昌オリンピック。2年前の2016年くらいから明らかに羽生くんに対する点数の出方が渋くなったのよね。前年、点数がバブリ気味だったのを忌避したのか、全体的に渋めになった傾向はあったけど、それにしても羽生くんの点数がちょっとおかしくなり始めた。

この頃、何がありましたかって言ったらネイサン君だよね。彼が頭角を現してきた。平昌では金メダル候補の一人になった。もし、何事もなければ再びインマン事件が起こってたかもしれない。でも、この時は羽生くんが致命的なケガをしてしまって、おそらく関係者はもう羽生くんは終わった、と思ってたんでしょうね。オリンピックには間に合わないと。結局、ネイサン君に余計なプレッシャーをかけたことと、羽生くんの驚異的な努力と才能で、彼らの思惑は水泡に帰したけどね。

 

だからこそ、次の北京こそは、とものすごーく思ってるんだろうな。平昌で羽生くんが引退してればよかったんだろうけど、羽生くんは現役を続行していて北京にも出るかもしれない。羽生くんの不思議な力を考えると3連覇も十分に現実的だ。これは最初から潰しておかないと、って思って。だから、平昌以降、羽生くんに有利と言われたルール改正があったにも関わらず、明らかにルールに合わない採点傾向が続いて、羽生くんのスケートを点数で否定し始めた。

今シーズンの3連戦で羽生くんが疲弊しちゃったのには、もちろんスケジュールの過酷さはあっただろうけど、この訳のわからない仕打ちでシーズン通して精神的に削られたこともあったんじゃないかな、と思う。

 

もちろんこれは単なる私の憶測、ある意味、空想で妄想だけど、それほど大きく外れてないんじゃないかな。私は特別、陰謀論者と言うわけじゃないけど、それでもおかしいと思うくらいにはおかしいんだもん。

 

ただ、そうやってボロボロになって。一度立ち止まって考えなおして。羽生くんはある意味、悟りの境地に入ったのかな。四大陸のインタビューで「強くなりたいとかじゃなくて、勝ちたいとかじゃなくて、自分のフィギュアスケートを競技としてやりたいなっていうふうに思ってます」って言ってたし。採点がおかしいことは当然分かってるだろうし、負けてもいい、勝たなくていいなんてことはこれっぽっちも思ってないだろうけど、でもそれよりも自分のスケートを滑りたいって。

 

だからと言って、今の理不尽な採点傾向はやっぱり納得がいかない。過大評価してほしいわけじゃない。やったことはやったなりに、出来なかったことはできなかったなりに評価されるべきなのに。来シーズン、通常通りに試合があるとして、まだこんなことが続くんだと、いい加減うんざりしてくるよね。採点がおかしいのは昔からだけど、改善する気がない姿勢にはやれやれ、だわ。

 

もうちょっと、どうにかならないものかしらね。

 

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ところで、改めてIceJewelを読むと、羽生くん。今はやっぱりトロントかな。陸トレするにも向こうの方が環境が整ってるもんね。足を見てくださってる先生もトロントにいるし。慎吾くんや唄菜ちゃんは日本に帰ってきてるみたいだけど、知子ちゃんはトロントにいるみたいだし。

この機会を生かして、4Aのための筋肉アップをしたり、4Aを跳ぶための論理的方法にアプローチしてたり、大学の勉強したり、新しいプログラムの曲を探したり、ゲームしたり、音楽聞いたり。ゆっくり心と体を休めることもできるし、今できることをやってるよね。ケガしてる時と違って、体は元気だからトレーニングも思いっきりできるし、羽生くんは自分でメニューを考えてるってブライアンも言ってたしね。今の自分に必要なこと、やってるね。

オンタリオ州では経済再開のプラン自体は発表されてるし、おそらく会員制のクリケットクラブのアスリートの練習は第1段階で解禁されるんじゃないかな。ビクトリアデー(5/18)明けくらいが一つの目安みたいだから、そのくらいから滑れるようになるといいね。

https://torja.ca/covid19news04172

 

 

羽生くんのスケートが見たいな~。

東京はまだまだ普通の生活は難しそうだけど、1日でも早く羽生くんのスケートが見られるように、頑張ろう!