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現在、世界的に自己免疫疾患の患者数は増加傾向にあります。
しかも、医学界に報告されている自己免疫疾患の種類は約80~100種類にも
及ぶほど非常に多様です。
私の周りにも、自己免疫疾患でつらい思いをされている方が
たくさんいらっしゃいます。
そこで、いったい自己免疫疾患の原因は何なのかを調べているうちに、
世界的なトラウマの専門家であるガボール・マテ博士が、
女性と自己免疫疾患の関係について語っているポッドキャストを
視聴する機会がありました。![]()
自己免疫疾患とは、本来であれば細菌やウイルスなどの
外敵から体を守るはずの免疫システムが、
何らかの理由で自分自身の正常な細胞や組織を敵と誤認し、
攻撃してしまう病気のことです。
いわば、免疫のシステムに誤作動が起きてしまった状態とも言えるでしょう。
免疫は本来、「自分のもの」と「外から入ってきた異物」を見分けながら働いています。
ところが自己免疫疾患では、その見分けがうまくいかなくなり、
甲状腺、関節、皮膚、腸、神経など、さまざまな部位に炎症や不調が
起こることがあります。
たとえば、甲状腺を攻撃すれば橋本病やバセドウ病、
関節を攻撃すれば関節リウマチ、全身の複数の臓器に影響が及べば
全身性エリテマトーデス(SLE)などにつながることがあります。
つまり自己免疫疾患は、ひとつの病気だけを指す言葉ではなく、
免疫の異常によって起こるさまざまな病気の総称なのです。
ガボール・マテ博士は、このように語っています。
自己免疫疾患の80%は女性に発症します。なぜでしょうか。
私は、自己免疫疾患を発症する人たちを長年見てきました。
そして、そこには4つの重要な共通点がありました。
第一に、他人の感情的なニーズを自分自身よりも優先する傾向がありました。
第二に、自分自身のニーズよりも、義務や役割、
責任と自分を同一視する傾向がありました。
第三に、とても「いい人」であろうとする傾向があり、
それはすなわち、健全な怒りを抑え込むということでもあります。
第四に、他人がどう感じるかについて、
自分が責任を負わなければならないと信じる傾向がありました。
こうした思い込みは、結局のところ、
世の中からの要求に「ノー」と言えなくしてしまいます。
そして、絶えず他人のストレスや要求まで背負い込むようにしてしまいます。
そうして積み重なったストレスは免疫系を弱らせ、
やがて免疫系が自分自身を攻撃するようになってしまうことがあるのです。
では、なぜ女性なのでしょうか。
いつも他人の感情を気づかい、
自分の役割や義務を優先し、
「いい人」であろうとし、
怒りを抑え込み、
さらには他人の感情にまで責任を負わなければならないと学ぶように、
この文化がより強く訓練してきた対象が、まさに女性たちだからです。
これは性別の問題ではなく、文化の問題なのです。
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私は彼のポッドキャストを見ながら、
自分の欲求を押し殺し、他人の感情や要求を背負ったまま生きてきた女性たちが、
その代償を身体で支払うことになる場合があるという部分については、
納得できると感じました。
心や精神の状態が身体に影響を及ぼすのは、ある意味当然のことですから。
本来であれば、自分自身をまず大切にすることが何よりも
優先されるべきなのですが、
時には、それが難しいこともありますよね。
人は、自分の心を長いあいだ無視し続けることはできても、
その痛みを身体にまで黙って背負わせ続けることはできないのかもしれません。
言えなかった言葉、飲み込んだ怒り、置き去りにしてきた悲しみや疲れが、
いつか別のかたちで身体に現れてくる――そう考えると、
自己免疫疾患というものを、私は少し違う目で見るようになりました。
自分を守ることは、決してわがままではなく、
生きていくために必要なことなのだと思います。
- 今日もありがとうございます。
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