アナビアン家の歴史とペルシャ文化財の紹介 アナビアン家は、イランの首都テヘランにおいて100年以上続いたペルシャ古美術(土 器・陶器・ガラス・錦)の老舗である。イラン王国で王室美術顧問だったラヒム・アナビアンに始まるアナビアン家は、1950年代から日本の考古学や作家等の著名人と交流が深く、日本にペルシャ文化を紹介した先駆者である。 激動の時代を超えて: 継続するペルシャ文化財のストーリー1979年のイランイスラム革命で遺跡発掘が禁じられ、日本の発掘調査団も大規模なプロジェクトに出かけて行けなくなり、出土品も手に入れることが不可能になった。 アナビアン家は、それまでに収集したペルシャの世界的コレクションを守るため にニューヨーク・ロンドン・大阪へ貴重な文化財を避難させた。大阪には200 0点のペルシャ陶器コレクションが保管されている。 アナビアン・コレクションの日本での影響 多くのオリエント学者と考古学者と交流を深めたアナビアン家は三代に渡って日本各地 の博物館にペルシャの出土品を納め、広めた。 特にイランの染色美術に関しては、20世紀の初頭に、製法伝授が消えてしまったペル シャ錦コレクションは、世界随一といわれ、美術としては勿論、学術的にも人類の遺産と いうべきものとなっている。米子市アジア博物館の建設を企画し「ペルシャ錦館」に200 0点の錦を収蔵し、奈良時代以来のペルシャ一大ブームを作った。












