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■たぶんジョージ・スターク
 
アラン保安官の自宅にサッドが電話、
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留守中にミリアムが電話してきた
そばで男が脅してるようだった
 
 「まだ狙われそうな人間がいる、
 ミリアムの夫リック、それと
 ピープル誌の記者マイク・ドナルドソン」
 「なぜ分かる?」
 「たぶん犯人は・・・今は言えない、
 明日・・・直接会って話す」
 
 「ずっと大目に見てきたがこれが限界だ」
 
 「人相だけ言おう、厳密ではないが近いはずだ
 体格は僕とほぼ同じ、目も同じ青だ、
 髪を後ろへ流し僕と同年齢、
 だが筋肉質で腕力がある
 
 家はミシシッピー州オクスフォード
 怒ったとき特に南部訛(なま)りが出る
 乗ってる車は昔はやった黒のトルネード
 後部に“イカすゲス野郎”と書いてあるはずだ」
 
 「名前は言えないのか」
 「自称だからイミはないがたぶん
 ジョージ・スタークだ」
 
ジョージ・スタークはサッドのペンネーム
彼がスタークって言った男はスタークの名で
書いた小説「悪徳マシーン」の主人公
マシーンそのものでした。。。
 
 
■4人目の被害者
 
サッドの言ったとおりの人たちが殺されていった
それはジョージ・スタークを葬った人たち
ピープル誌の記者マイク・ドナルドソンも
その一人
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彼もまたジョージ・スタークの
カミソリの餌食となって殺される
警官2人が護衛しようとやってきたものの
ひと足遅れ。。。
 
 
■第5の事件
 
サッドはアラン保安官にスタークのことを話す
 
 「いつ独立して個人になったのか・・・」
 「葬ろうとしたときよ」
 「どんな可能性も考えに入れる・・・
 だがスタークだけはあり得ない」
 
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帰宅するリックには護衛が2名
来てるはずの警官がいない
奥のトイレにリックが入っていくと
そこに2人の警官の死体・・・
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額のメッセージには
“ガツガツ食ってるバカがもっといる” 
“まだ続くとサッドに言え”
 
それを見たリックが振り向くとそこにいた
スタークにいきなりノドをカミソリで切られる
・・・
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■スタークからサッドへの電話
 
サッドの家では警官が電話に逆探知をセット
犯人からの電話に備えている
 
そこへスタークからサッドに電話
 
 「最後の一人を片付けた、
 クローソンに秘密をバラした女だ」
 
フレッドがサッド=ジョージ・スタークの
正体を聞いた編集社の女は
サッドの編集者だったミリアムでした。。。
 
 「南へ戻って釣りでもするよ」
 「ウソだ、でたらめだ」
 「お前まで狙うはずないだろう
 お前のための復讐だ
 代わりにやったまでさ、腰抜けめ」
 
 「だまされないぞジョージ
 お前が来るときは鳥の音でわかるんだ
 今度こそお前を葬ってやる」
 「何のことを言ってるんだ」
 「お前には聞こえないのか(スズメの音が)
 
スタークの電話はタイムズスクエアから、
 「今生の声かどうか調べてる」
 「一人芝居だと?」
 「君の電話のクレジットだった」
 「まだ容疑者ってわけか」
 
 「君の言った人相だがドナルドソン事件の
 目撃証人と一致する
 しかも黒のトルネード、ホーマーの車が
 あった駐車場で黒のトルネードが盗まれてる
 指紋は一致、君が名をあげた人物は全員殺害
 
 これだけのことをやれるなら頭も異常に
 切れる奴、でなきゃ君だ
 君が裏で操ってるのかもな
 その考えも捨ててない」
 
 
■スタークの狙い
 
コンビニに立ち寄るサッド、するとすぐに
店の電話が鳴る、直感的にスタークから
だとわかって電話に出る・・・
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 「言わなくてもわかるはずだ、新作を書こう」
 「ムリだね、スタークは死んだんだ」
 「死んじゃいない、生まれ変わったばかりさ
 逆らうと痛いめを見るぜ、
 人類史上最悪の死に方をさせてやる
 新作を書き始めるんだ、鉛筆を削っとけ」
 
 
■第6の事件
 
大学への出勤に同行してサッドを監視する
パトカー
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彼が駐車場に車を停めると
隣に停めてそこで見張る警官
 
机に向かって鉛筆を持ち
手が動いて紙に書くのを待つ
スタークが何をする気か探ろうとするサッド
窓際にスズメが2羽、それが見る見る増えてくる
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すると自然に手が動いて紙に文字を書き出す
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 “ジョージ・スターク 新作”
 「なぜまた書きたくなったんだ」
 
 “書かなければ死んでしまう”
 「どうして?」
 
 “だめになってしまう”
 「だめに?」
 
 “失ってしまう”
 「なにを?」
 
 “存在に必要な整合性を失ってしまう・・・
 この・・・ゲス・・・野郎、出て行け・・・
 俺・・・の・・・頭から!”
 
そう書いた直後自分の左手に
鉛筆を突き刺してしまう・・・
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 「痛いかサッド、痛いはずだ、
 お前なら感じるはず、人間だからな」
 
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サッドの無意識の行為はスタークが鏡写しの
ように自分の「右手」を刺していたから。。。
 
 
サッドに同僚のレジーが変装を勧める、
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 「ワクワクするわ」
 「スズメの意味を調べておいてくれ」
 
レジー(ジュリー・ハリスさん)のビートルを
借りて警官を欺くサッド
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傷つけたら修理代はあなた持ちよ
そう言ったレジーの車の
ハンパないボロさが笑えます(❤ฺ→∀←) ♫♬
まんまと警官をまくサッド
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それと同時にスタークも黒のトルネードに
乗り込んで24km先のバンゴーへ向かう
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バンゴーはメイン州の実在の町
サッドが少年時代に診察してもらった病院が
ある場所、そこにプリチャード先生を訪れた
サッドは初めて自分が双子だったと知る
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 「手術の直後何千羽というスズメの大群が
 いきなり病院を襲ったんだ
 原因はわからない、おまけに君は診察のとき
 鳥の音がすると言ったろ
 まるで頭の中の音が現実化したみたいだった」
 
当時の新聞の切抜きを持っていた先生
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いきなりスタークが現れて
先生をカミソリで襲う・・・
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鏡に映る彼の頬にはなぜか切り傷が・・・
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記事に気を取られててそばで起きていた殺人に
しばらくして気づくサッド
姿を消したスターク
リズに電話して逃げるように言う
 
 「レジーに連絡して居場所や行き先は言うな
 無事を伝えるだけだ
 僕が知れば奴も知ってしまう、誰にも言うな」
 
でもアラン保安官が彼女を部下に見張らせた
ためにリズはサッドの言うとおりに出来ない
 
 「サッドが現れたら逮捕、殺人罪だ」
 
 
■スズメの意味
 
レジーがスズメについて調べてくれた
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 「スタークは呪文ね、実体化させたのは
 あなたの意志の力よ、人間は誰しも獣の部分を
 持っていて抑圧したり助長したりする
 あなたは助長した、無意識のうちに望んだのよ
 それが現実のものになることをね」
 
 「僕が彼を望んだ・・・確かにスタークに
 憧れてた、彼の単純で凶暴な本性に
 彼はつまずかない決してドジを踏まない
 どんなことにも鋭く対処する」
 
 「そうね、でも彼は悪党よ」
 
 「僕の半分がね、ダーク・ハーフだ
 彼は僕のダーク・ハーフだ」
 
 「でももう望まないでしょう
 こんなことをしたからには
 望まなければ彼は存在できない
 本物はあなただけよ、彼は本物になりたい
 でもあなたは拒む、どうするか?
 あなたを殺す?それは自殺行為ね」
 
 「そうか、
 だから奴は僕の周りの人間を・・・」
 
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 「バリンジャーの本にスズメのことが
 載ってたわ
 ヨタカとアビとスズメはサイコポンプ
 ギリシャ語源で“案内者”を意味するわ
 この場合は人間の魂をあるべき場所へ導くの
 生者の世界か死者の世界へね」
 
 
■行き先は終着の町(エンズヴィル)
 
そこへスタークから電話
リズを警護してた警官は片付けたと
 
 「今から家族とドライブだ
 行き先はわかるだろう
 エンズヴィル、すべての線路が終わる所」
 
レジーと外へ出るとスズメの大群
 
 「迎えに来たんだ、どっちを?」
 「敗者をよ」
 
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 「気をつけなさい、彼は何でもお見通しよ
 勝ってねサディアス
 スタークと同僚になるのは嫌よ」
 
やつは鳥のことを知らない・・・
それがサッドの有利な点かも
 
 「武器は自分の信念だけよ
 銀の銃弾や十字架なんかで倒せる相手じゃ
 ないわ、来週大学に来るのはどっち?
 目印に赤い花をつけて来てね」
 
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プリチャード先生殺害の疑いで警察はサッドを
捕まえる気でいる、サッドはレジーのビートルで
キャッスル・ロックに向かう・・・
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後編に続きます*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫