2023年10月21日(土)

【「お帰り」というために〜拉致被害者・特定失踪者家族の集い〜】(特定失踪者問題調査会 主催)が東京都庁前の都民広場で行われました。





「救う会 埼玉」代表の竹本さんからのお声がけで、「中朝人権問題を糾す会 茨城」からは2人お手伝いで参加させていただきました。

お世話になった関係者の皆さま、ありがとうございました。


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★拉致被害者・特定失踪者のご家族の生の声を聴ける貴重な機会でした。40人ほどのご家族の方が、お一人お一人ステージ上で今の思いを語り、力強く訴えました。

その一部をご紹介します。


・今井裕さんのお兄様 今井英輝さん

「証拠があるのに警察は動いてくれなかった・・・でも、諦めてはいけません。正しいことをしていれば必ず道は開けます」



・山本美保さんの妹さん 森本美砂さん

美保さんと思われる遺体を家族に内緒でDNA鑑定され、しかも杜撰な調査で、体の特徴も遺留品も全く本人とは違うものだった。拉致問題を広げたくない組織の力が働いているのではないか、一体どこと戦っているのかと思った。それでも必ず生きている、力強く助けを待っていると信じている。



・有本恵子さんのお父様 有本明弘さん(ビデオメッセージ)

「解決のために日本はどうすればよいのか、考えない日はない。・・・日本政府はすべての拉致被害者を助けなければならない。・・・拉致問題を解決しなければ、お前の命はないという強い覚悟で臨まなければ解決しないと考えている。」



・水居明さんの息子さん 水居徹さん

「署名活動しても何も変わらない。政府からやってますやってますというメールは来るが、いつまでにどうするかを言ってほしい。できないならできないと言ってほしい。時間はないので、ぜひ国を動かしていきたい。」


    

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消息が途絶えて数十年・・ 

2002年に拉致被害者5人が帰国してからも20年以上経ちました。


どのご家族の方にも共通していたのは、

何も解決しないまま時間だけが過ぎている現実へのもどかしさと、それでも諦めないで頑張っていくという強い思いでした。




★立川第7中学校の有志合唱団による力強い発表は一言一言が胸に刺さりました。

拉致問題だけにとどまらず、一人の人間としてどう生きていくかが問われているメッセージでした。



・・家族と一緒に笑ったり泣いたり
できることに感謝をしてください。
私たちは幸せ者です・・


・・どんなに辛いことがあっても

その中から希望を見つけてください。

希望を見つけられる人に
なってください・・


・・一生に一度だけの人生を
後悔しないように

1秒たりとも無駄にしないように

噛みしめながら生きてください・・


・・絶対に希望を捨てないでください・・


・・拉致問題が解決して、
家族の元に帰る日を

信じ続けて行動していきます・・


・・人権を重んじることを
訴え続けていきます・・


・・見て見ぬふりをして
いいのでしょうか。

自分さえ良ければそれでいい

そんな世の中にならないでほしい・・


・・日本人としての誇りを

いつまでも強く持ち続ける・・


・・命はいつか消えてしまいますが、

温かい思いや魂は
消えることはありません・・


・・日本にいる全員が

拉致問題をなくすために努力すれば

絶対に帰ってきます・・


1人でも多くの日本人に、これらのメッセージが届きますように。


拉致被害者と拉致された可能性の排除できない失踪者は、日本全国に800名以上もいます。今後、新たな被害者が出ないとも限りません。

一日も早い拉致問題解決を願っています。



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