私が学生の頃、1人で骨董屋さん巡りをしていた時期があった。
知恩院さんの近くの、新門前通り、古門前通り、寺町通りなどをぶらぶらと。
高いものもあるけれど、学生のバイト代で買えるものだって、いろいろあった。
その頃集めたのは蕎麦猪口。
八坂神社の前、四条通りの骨董屋さんのおじいさんに、蕎麦猪口を買うときのポイントを教えてもらったのが嬉しくて、それが発端となった。
蕎麦猪口は、結婚後もずっと使い続け、子供が生まれてからは、その小さめの器は子供にちょうどよかった。
蕎麦猪口だけでなく、都をどりのお皿や、古い清水焼のお皿も、今でも使っている。
ぶらぶら京都の街を歩いていると、ときどき映画のようなシーンに合う。
二条城の梅園では、、、ちょと時期が良かったのだろう満開を少し過ぎたところで、風が吹くたび一面に花びらが舞い、濃く花が匂った。
夏の鴨川は、、、水がキラキラ光って、
秋の嵐山は、、、錦とはこのことよと思うような山姿
冬に雪が降れば、、、八坂の塔が黒く浮き立った、、、
あるとき南禅寺を見学していたことき、
山門前に黒塗りのハイヤーが止まり、初老の紳士が降りて、、、続いて舞妓さんが3人降りた。
今なら、舞妓っていうお商売はどうなの?と疑問も持つけど、、、
その光景は、、、現代にも谷崎潤一郎がいるのねって思っちゃった。
で、その男性はお一人で3人も舞妓さんを連れて、南禅寺のVIPだけが入れるような(?)建物に消えていった、、、
今、こういう男性っているのかしら?
元舞妓さんが少し前に、舞妓の現実を暴露していたけど、、、
お客さんが昔に比べて下品になっているんだろうな。
とあるホテルでは外国人観光客グループ相手に舞妓さんが呼ばれて、パーチィを開いて大騒ぎするとか。
あーあ。舞妓さんがそういうふうに扱われているのか、、、
踊りを踊ったり、歌を唄ったり、、、難しい文化の話にも政治の話にもそつなく対応するお座敷は、今はもうなくなったのかな?
京都の文化が値崩れを起こして、
舞妓さんがこんなことになっていることを見ても、、、
まあ、門川さんの市政があかんかったということ。
門川さん、着物を着てはったけど、ちっとも着こなしがこなれてないの。
着せられていますっていう風情。
着物の文化っていうものを嗜んでいないんでしょうね。
つまりは、見せかけ!
あの人は文化というもの、伝統というものがわかっていないと思う。
私がいうのもおこがましいけどさ。
お金をかけて、今あるものをぶっ壊し、新しいものを作る、という、土建屋が喜ぶことだけやってきた。
自民党と維新は喜ぶでしょうけど、、、
とにかく、門川さん、ようやくやめてくれる。。。
ありがたい、ありがたい。