コロナにより、
土日の予定がどんどん
キャンセルになっていく、
友人も誘いずらい。

母と子、家に二人きり
密室のワンオペ育児の頃の
恐怖がじわりとよみがえる。

子供が小さい頃は、
毎日子育て広場に行って
人と顔を合わせられ、
一言二言でも誰かとしゃべれる。
それが大きな助けだった。

子育て広場が休みの日は、
ハイハイの子供と一日行くところがない
どうすればいいのだろうと途方に暮れた。

一日中子供とふたりで家にいると、
会話もできない孤独と
子供への何か大きな責任に
押しつぶされそうになっていく。
息が詰まって苦しくなっていく。

虐待、育児ノイローゼ、死にたいが
常に隣合わせ。

そして私は、免疫が落ちて
肺炎になって起き上がれなくなってしまった。

そこから、子供を暫く預かってもらい
保育園にも入学し、徐々に気力体力を取り戻していった。

それからは、子育て広場の他にも、
子供食堂、母子家庭の会、隣人、
親戚友達沢山の人と
関わりを持って
なんとか立ち直ってやってきた。

周りの存在によって子育ては
なりたってきた。

自粛要請によって、
その周りとの関わりが一時的であれ、
ぷつぷつと切れていく感じ。
それで昔の恐怖がよみがえる。

肺炎は苦しかったけれど、
子育ての大変さで
生きる気力がじわじわなくなるような
免疫が弱まっていく感覚、
あの感覚の恐怖の方が
ジワリジワリとよみがえる。

でも子供は2歳からもう5歳になって
会話もできるし、
天と地ほど楽になった。
それに今は産後の体と精神状態でもない。

だから大丈夫!

でも子育て広場も
休館になっているところもあり、
自粛生活が続くと、
昔の私のように困っている人がいるんじゃないかと心配してしまう。

人にうつしてしまう事
うつされる事
死ぬ事
大切な人をなくす事
孤独の恐怖
周りの目が怖い事

どれが怖いかは人それぞれで
どれも怖いけれど
私が肌で感じる恐怖は

親のイライラ、虐待、育児ノイローゼ。
そしてそれは、免疫低下病気自殺に繋がりやすい。

だから人にとっては、結果的に
外出自粛=正しいにはならないかもしれない。
本当に正しい事は各自それぞれ人の中にあるもの。

人それぞれの恐怖は違うのだから
周りがどうであろうと、
決められた中で
結局最後はみんな
自分の中にあるものに従うんだ。

過剰な不安になると
自分の中の心配を誰かに投影したり、
過剰に反応し強要し攻撃したり
周りを気にしてしまうけれども。

そんな中で結局やるべき事は
自分自身が心穏やかに日々過ごすこと
と思う。

免疫の為に!
それに集中しようと思う。
きっとそうして行くことが
過剰な恐怖を消してていくのだと思う。