両親が喧嘩している。
父の怒鳴り声、

母の泣き声。
それを聞きたくなくて耳をふさぐ。
暗い物陰にうずくまる。

耳をふさいでも聞こえて来る。

もうやめてと思う。

でもやまない。

ついに、
やめて!やめて!やめて!
と叫び出す。

もうその時には、
自分の中での叫びなのか、
実際に叫んでるのかはわからない。

そして
やめて!が絶叫に変わり、
私も周りもすべて
壊れてしまえばいい
思う。
 
バリッと世界が粉々になり
真っ白になり
そこで記憶は途切れる。

~~~
 
 
親の喧嘩なんて、
どこにでもありそうですが
子供には、
一大事なのかもしれません(>_<)
 

叫び出して
自分が壊れそうになる感覚、
、、、ん!?この感覚、

大人になってからも
何度も
無意識に繰り返してる。
 
自分は被害者で、
なんでこんなめに!!
 
といつも自分の力の及ばないものに
苦しめられていると思っていました。
 
しかし、
今まで無意識に
繰り返してきたパターンは
私が作り出してきたのかもしれない、、、
 
トラウマをもつ人は
同じ事を繰り返してしまいます。
 
受け止め切れなかった
やめて!という苦しい感情記憶を
体験記憶と統合するために
同じパターンを
繰り返していたのかもしれない。
 
無意識に意識を当てれば
無意識ではなくなる。
繰り返しは終わって
 
やっとこれから
前に進めるのかもしれない、、、
 
 
常に頭の中にある、
過去の後悔、未來の不安、憔悴感、
そこから逃れるために、
 
スマホ、本、テレビ、仕事、
 
何かを食べ続け、
 
たまにある高揚、
 
外に癒しを求め、
 
限界を感じ、
向き合っても、
永遠と続く果てしない不安。
眠れない眠れない。
 
疲れはててやっと浅い眠りにつく。
 
地獄のデスロード
 
やっとそこから抜け出せるのかもしれない。
 
 
 
心一つで変われるというけど、
そんなの綺麗事と思ってた自分が
心が全てなんだと、ふと思う。
 
まわりの状況は何一つ変わってないのに、
静かな絶望が
静かな安らぎに変わっている。
 
自分が変わったらまわりの状況も
これから変わっていくんだろうか、
いやもう十分幸せの状況に
いるのかもしれない。。。
 
 
き、きたろう!