お盆には

おばあちゃんのお家に行くのが常だった。

 

大人たちはお酒を飲み大騒ぎ

子どもたちは遊んで大騒ぎ。

 

トランプくらいはしたかもしれないけど

基本は外遊び。

川の水は夏でも冷たく

泳いだり、水を掛け合ったり

それはそれは楽しい時間だった。

 

大人になり仕事を始めて

病院での交代勤務だったし

夫もお盆や正月に関係なく働いていたから

わたしたち夫婦は

ほとんどの年そこへ行けなかったが

子どもたちは

わたしの両親と共に

私のおばあちゃんの家へ

連れて行ってもらってた。

おばあちゃんは亡くなっていたけどね。

 

この数年

世の中の流れに乗り

親戚の集まりは中止されていたが

今年から復活。

 

私はなんと15年ぶりに

お参りに行く事になった。

 

デジャブのようだった。

 

大きくなった

わたしの子供

従兄弟たちの子供が

外で走り回り

川へ行こうぜと

高校生チームが小学生、中学生を

連れて行く。

 

大人はテレビで高校野球を見ながら

お酒を飲む。

 

親戚のお兄ちゃんが

甲子園で大活躍する様を

皆で応援したあの日と同じように

 

今年は

親戚が教員をしている学校が

甲子園で勝ち進み

『今から学校のバスで応援に行ってくる!!』とか

『近所の人の孫が出てるよ』とか

 

昭和のお盆と同じ風景が

目の前で繰り広げられていた。

 

おばあちゃん喜んでくれてる気がした。

 

私たちがいるのは

ご先祖様が命を紡いできてくれたおかげ。

 

ずっとやろうと思っていた

母方の家系図を遡る事

今日から始めようと決めた。