入梅とは...??
雑節。芒種の後の最初の壬(みずのえ)の日。
芒種から数えて6日目頃。
暦の上での梅雨入り...
梅の実が黄色く色づき、 梅雨に入る頃を示します。
実際の梅雨入りとは異なります。
この日から約30日間が梅雨の期間になります。
梅の実が熟する頃に雨季に入ることから
入梅といわれるようになったとか、
この頃は湿度が高くカビが生えやすいため
「黴雨(ばいう))が転じて梅雨になった」
ともいわれています。
しかし、実際は毎年同じ日に
梅雨入りがくるわけでは無く、
地域や気候によって差が生じるため、
気象庁の出す「梅雨入り宣言」が
実際の梅雨入りの目安になっています。
農家にとっては、田植えの日を決めるうえでも、
梅雨の時期を知ることは重要でした。
昔は、今のように気象情報が発達していないため、
江戸時代、目安として暦の上で
入梅を設けたのだと考えられています。