こんにちは。
今日は人間関係についてです。
人間関係の悩みを感じたことがない人はあまりいないかもしれません。
どんな人間関係の悩みであれ、まず、私たちは本音を言ってみたら
人が怖いと思っているのではないでしょうか。
そもそも、自分の中に対して人を「怖がっている」部分があるんですね。
そして、恐怖心が恐怖を生むような関係を波動レベルでも実際に現実化させています。
よく、親子関係で躓くと、躓いた同じ性別の相手とはうまくいかないと言います。
お父さんとの間に葛藤があれば男性と。
お母さんとの間に葛藤があれば女性と。
時にはこの親子が姉や兄など兄弟姉妹、祖父母に変わることもあるでしょう。
本当によくあるのは、お母さんとうまくいかない人が、
女性のセラピストやカウンセラーと揉めるというパターンです。
お母さんとうまくいかず癒されていない人は女性の権威とうまくいきにくいのです。
こうした問題は罪悪感が主な原因なのですが、
人生の初期の段階で「罪悪感」が形成されます。
ほとんどは、自分は親の要求、理想としている行動を満たしていないという
「罪悪感」です。自分はダメな子なんだ......と。
あれこれ、注意されたり、親の求める基準に達しないと、
いろんなことで罪悪感を感じるようになっていきます。
その罪悪感を持ったまま、社会に出ると...
ここでは会社だけではなく学校なども入りますが、
その罪悪感を再び刺激されるようなことが起きないか怖れながら生きるようになります。
もう、恐怖でいっぱいのまま人と関わることになります。
また、それが起きないよう自分を守って生きるようになります。
罪悪感が刺激されないよう、失敗しないよう......
注意され責められたりしたことがここで起きないよう、
最新の注意を払いながら生きることになります。
しかしほとんどの場合また、ここでも同じことが起き続けます。
なぜなら、またそれが起きないようにと思っているということは、
相手に過去の登場人物を被せてみているのと同じだからです。
この人はまたすぐに否定してくるだろう、とか、自分を認めてくれないだろうとか、
どうせまた嫉妬してくるだろうとか、予測を通してみてしまうんです。
すると、それが現実化します。
実は、私たちの多くはそういうことしかしていません。
常に新しい関係を築けるのにも関わらず、
どれだけ新しい人と出会っても過去の経験を再演することを選んでいるのです。
罪悪感を持ったままでは良い関係は100%築けません。
それを癒すにはどうしたらいいか。
まず、親子関係で感じた罪悪感をほぐしましょう。
お母さんやお父さんにとって、あなたは本当に不十分な子でしょうか。
親は自分が愛したように子供に自分を愛するように求めることがあります。
しかし、それは不可能です。
親は子に、子ができる以上のことを求めてしまいますが、
親は子を愛し、あなたの愛は自分の子供に向かっていきます。
それは川が川下に向かって流れるように自然の流れなので、
親が求める愛に同じ愛を返せないのは「自然」なことです。
親の求める愛や要求に応えられなくても、あなたに落ち度は全くありません。
そして、あなたが生まれたということだけで、
本当はお母さんもお父さんも幸せでした。
妊娠している時、お母さんはそれを喜びに感じたでしょう。
あなたを養い育てている時、口ではなんと言っていたとしても、
お父さんもお母さんも幸せな瞬間がたくさんあったでしょう。
実はそれだけでもお母さんやお父さんはすでに報われているのです。
もうこれ以上、あなたがお母さんやお父さんに与えられるものなどないのです。
与えるという問題は存在しません。
お母さんやお父さんは愚痴をこぼすこともあったかもしれません。
それでも、それを表現していなくてもあなたを育てる過程で
たくさんの幸福の瞬間を楽しんだでしょう。
出産した時、お母さんもお父さんもどれだけ幸福だったことでしょう。
子を育てること、それは「自然」な幸福です。
お母さんもお父さんももう報われているのです。
自然は常に即座に報います。
それが起きている時、すでに報われているはずなのです。
あなたはお母さんやお父さんに「借り」など何もありません。
あなたの存在そのものが、喜びを与えていたのは紛れもない事実なのです。
あなたという存在は幸福を与える存在なのです。
そうであれば、罪悪感などいりません。
あなたは欠けておらず、不十分ではありません。迷惑な存在ではありません。
ですから、あなたも罪悪感を持つ必要もありませんし、
お母さんやお父さんをかわいそうな人だとか、迷惑かけてしまったとか、そういう不十分な存在としてみないでください。
お母さんやお父さんはあなたに満足していると思って接してください。
色々言っていたとしても、あなたに満足している上であなたのおかげで幸福である上で、
何かを言っていると思ってください。
自分の中の罪悪感が中和されると、相手に対しての見方が変わり、
相手に対しての態度も変わります。
完全なあなたとして、彼らの完全性に意識を向けてください。
肉体を超えた先にある、神の部分に(スピリット)に意識を向けてください。
そして、その意識を現在問題があると感じている人との間に持ち込んでください。
相手はあなたに満足している。それがどう見えたとしても。
あなたは存在だけで、相手を幸せにしている。
相手が何を表現していても相手はあなたが好きであなたを愛している。
それがそう見えない時があったとしても......
相変わらず、今のままであなたは相手を幸せにしていて、相手にとって満足な人です。
その本当のことに気づいて人間関係を築いていってください。
相手の完全性に目を向け、相手に幸福を与えている存在として関わってください。
他人は、あなたを傷つけるため、攻撃するため、あなたには価値がないということを示すために現れることはありえません。
他の人たちは、あなたを愛するため、あなたを認めていることを伝えるため、
あなたは素晴らしい存在であり価値があるということを伝えるために現れています。
例外はありません。