「そんなホイホイと殺すもんか、来い」
そう言ってロウはカモカの腕を引っ張る。
カモカは呆気にとられながら、引っ張られるがままズルズルとロウの小屋の中に。
「いいか、俺が殺したい時に殺してやる、それまでここに居ろ」
天井近くに張り渡されたロープに洗濯物をかけながら、ロウはカモカに手を差し出した。
「服、脱げ」
大粒の水滴が滴る白い服をカモカはそのまま脱ぎはじめる。
胸の膨らみがちらっと見えかけた瞬間、ロウはカモカの体を半回転させた。
「いや、いくら家が狭いとはいえ俺は男だからな、胸ぐらい隠してくれないか」
「…恥ずかしい、の?」
「恥ずかしくはないけど、色々と問題だ」
あからさまに赤面しながら、カモカから渡された服を干すロウ。
あっという間に床は水浸しになり、ファイは居心地が悪そうに暖炉にうずくまっている。
着る物が無いカモカに、緊急措置として自分の服を着せてみるが、ダボダボで生活するにはひどく不便だ。
「…服、買うか」
ロウは大きくため息を付いた。
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