【実験小説:かもけんっ 5】 | trigger_happy+

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「そんなホイホイと殺すもんか、来い」



そう言ってロウはカモカの腕を引っ張る。

カモカは呆気にとられながら、引っ張られるがままズルズルとロウの小屋の中に。



「いいか、俺が殺したい時に殺してやる、それまでここに居ろ」



天井近くに張り渡されたロープに洗濯物をかけながら、ロウはカモカに手を差し出した。



「服、脱げ」



大粒の水滴が滴る白い服をカモカはそのまま脱ぎはじめる。

胸の膨らみがちらっと見えかけた瞬間、ロウはカモカの体を半回転させた。



「いや、いくら家が狭いとはいえ俺は男だからな、胸ぐらい隠してくれないか」



「…恥ずかしい、の?」



「恥ずかしくはないけど、色々と問題だ」



あからさまに赤面しながら、カモカから渡された服を干すロウ。

あっという間に床は水浸しになり、ファイは居心地が悪そうに暖炉にうずくまっている。

着る物が無いカモカに、緊急措置として自分の服を着せてみるが、ダボダボで生活するにはひどく不便だ。



「…服、買うか」



ロウは大きくため息を付いた。