冬の長良川クリテ終わる | Foilな週末を

Foilな週末を

2015年10月24日のレースで鎖骨骨折
愛車Foil30, 2013をほぼ廃車状態にして
新車Foil10, 2016で復活を目指すブログ

実業団BREZZA所属


今年最後のレース

自分初めてのクリテリウム



クラスは一番易しいと思しきビギナーⅡ

結果は表彰台ではないものの上位入賞





一体何が起こったのか。











朝4時30分起床。

朝食とストレッチ。

ピッタリ6時名古屋市から自走出発。

暗い。


走行中気温は7℃→2℃、寒すぎ。

長良川堤防でアップ。


走れる。

今日は調子がいいぞ。陽も出てきて気温は7℃に回復。



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7時50分、到着








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受付を済ませ、タグを付けてゼッケンを・・・

みんな車で来たり仲間と楽しそうに参加してる。

ボッチは辛い・・・ウッ




というところで8時


ユニクロのダウンを追加装備して試走開始。


10分間 140bpm
15分間 150~160bpm
15分間 170~180bpm
5分間  130bpm

の順でアップを終える。リュック背負いながら(笑)



試走と堤防ダッシュで体が温まっているので、心拍を上げると面白いほどに速度が出ます。

「ヤバい、今日の俺キレッキレだ。」



と自分でも言ってしまうくらい、脂の乗ったコンディションに仕上がっています。


時間は9時。

このタイミングでアミノバイタルとCCC(金)でカフェイン200mgチャージ





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ボッチの救済所


自転車を屋内に持ち込んでもOKで、3階には無料コインロッカーもある。

レース中荷物を置く場所に困る自走組にとってはまさに救済所。

ちなみにシャワーも好きに使っていいらしい(施設のオジサン談)










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そして近づくビギナーⅡの集合時間。

いくぞ!Foil30!




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DURA-ACE WH-9000-C50-CL そして AERO FOIL

今までさんざん言ってきたけど、今日こそお前たちの真価を発揮するレースだ!

頼むぞ!



ちなみにボトルは空力性能を高めるために付けているだけです。

もしものために前のボトルにだけ水が少し入っています。






コインロッカーに荷物を全て預けたら戦闘モード。



集合時間がきた。

1周3kmのコースを3周。計9kmの短期決戦です。


前から2列目というそこそこいい位置をゲット。



緊張の待ち時間。

進行役の関西なまりお姉さんの「1分前・・・」の声だけやけにリリしくて緊張感を煽る。



細いコースに30人がひしめき合っている。

4人×8行といったところか

周りの人を見るとカーボンホイールだらけというわけではない。アルミクリンチャーも少数だがいる。

前の人は腰から大腿にかけて激太い、そして高身長、みるからに速そう。

というかみんな速そう。


「あぁ、今からこんな人達全員に勝たなきゃいけないのか・・・
できるのかそんなこと」



根が文化系引きこもりネットオタクな自分らしいっちゃ自分らしい

完全体育会系の波に怯えた。




時の流れは残酷で「30秒前・・・」の合図。

音楽は消え、一時会場は静まり返る。







パーン!


スタート!





といっても最初はMATRIX選手が28km/hくらいで引くローリングスタート形式。

1kmほど北上して折り返し。1周目のゴールラインに向かう南下直線に入る。微追い風。

ここでMATRIX選手から「リアルスタートでーす!」の声



瞬時に回りの空気が変わる。

ぐおおおっとペダルが周る轟音が響き渡る。


えっえっ、いきなりこんな飛ばすの!?



一気に置いて行かれるが、集団前方に出たかったので前へ。

さすがDURA-ACE WH-9000-C50-CL

直線でホント伸びる。

加速して何人も抜く。

42km/hくらいで心拍数166bpm、絶好調。



先頭集団に入ったところで2周目、カーブ、北上直線へ。




コーナ立ち上がりは大事。



のはずが減速しすぎ+加速が間に合わず一気に抜かれる。





2周目の北上直線。微向かい風区間。

右端から追い上げる





前方に出てきた人の後ろに付いていくはずが

ペースが遅く、左から上がっていくメインのトレインにドンドン抜かれていく。

前はスローペース、右はコース外、左はトレイン、完全にハマってしまった。




位置をグッと下げ、コーナー。

開けて南下、道も広くなり一気に加速。



先頭はかなり前のほうだ。




直線で中盤前方まで追い上げる。

ここで一口だけ水分補給。




3周目、ジャンが鳴り最終周だ。

次に、ここに最初に飛び込んだ人が勝者。



すぐに大事な大事なな第2コーナー



猛加速したはずなのだが、周りの人の猛加速の方が速くて

ここでも位置が一気に下がる。



中盤少し下の位置取り。




そして

ちょっとバテた。




回復したかったが、左に完全1列になったトレインが存在するだけで

現在単独走。



すぐにでもトレインに乗りたいが、乗りこめる隙間がない。




北上直線の中間くらいまでは少し減速して体力を回復してから

一気に単独加速!


もちろんトレインも相当なスピードなのでじわじわ上昇して中盤前方くらいへ。


だが先頭はだいぶ前のほう・・!







最終コーナー

抜けると・・




絶望




先頭が遥か向こう。3人くらいか?

この段階で勝利はもちろんのこと表彰台を諦めざるを得なかった。



現在中盤の集団

数十メートル前に2人

遥か彼方に先頭数人。



確実に手前2人までは捉える!







あとは走りきれるところまで走りきるのみ。

幸い前方2人はあまりスプリントという感じじゃない。流しという走りだ。



すぐに中盤の集団から抜け出し、2人を追走。

距離はあったが、下ハン握ってスプリント開始。



もうあと10mで追いつくというところで体の何がが限界を迎え

両大腿四頭筋が攣りそうに。

ペダルを押しつけようとするあまり恥骨がサドルにめり込む。


踏め!踏め!何のために

トレーニングしてきた!


この瞬間のためにだろ!

















ゴール!







2人とも追い抜いていた。

最後の直線で10人以上ちぎってフィニッシュ。







自分が何位なのか全くわからないままボッチ救済所へ戻る。

8位とか10位ギリギリとかそんなん?


だが遅くはなかった。

これもしかすると上位10人が進出できるネックス杯への出場が可能なんじゃないか?








30分ほど休憩して外へ出るとちょうど表彰式。

あっ 順位が貼り出されている。





想像以上の順位に震えた。




表彰台は遥か遠かった。


が、十分、自分の限界以上。



とにもかくにもネックス杯進出決定です。






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上位3人。おめでとうござます!あんたらは強い!




ちなみに1位の人はクロスバイクだったとか。化け物スペックです。


しかし今度はこの人達に勝たなくてはネックス杯上位は不可能なのです。次こそ無理。



他のクラスの1位の人はインタビューで

「昨日の忘年会でベロベロで」とか「忘年会でほぼ徹夜で」とか

僕には笑うことしかできないよ。次元が違う!




そしてその後、想定外のサプライズが




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自転車人生初となる上位入賞の賞状と記念品授与。



表彰台には登れなかったが、これ以上ない感動が押し寄せた。




あらためてサイコンを確認すると


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最高時速は意外とこんなもんでMAX 50.49km/h




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最高心拍数が完全に常軌を逸している。

198bpm 人生初だろこんなん。








ネックス杯は13時30分集合。

時間までボッチ救済所でストレッチや昼食、ゲームして時間つぶし。






そして時は来た。




ネックス杯ROUND1集合時間

列に並ぶ。



35人くらい。



暑い



気温18℃

もはや半袖で十分なくらいの陽気であある。

その暑さなど感じさせないくらい、選手たちのオーラは冷たく、そして熱い。

もはや皆フルカーボンホイール。さっきとは完全にモノが違う。



1周0.65kmを10周。全6.5kmの超短期決戦。




つまり前のレースと比べてコーナーが3倍多く、直線は計2km短い。

単純に考えて自分には不利だ。


コーナーで超加速していくしかない。




「30秒前・・・」



位置取りは後ろから5番目くらい。間違ってインナーに入っている。

あ、ヤバ と思ったところで



パーン!

スタート!



アウターへの変速でSRAMクオリティ、激もたついてスピードがのったころには最後尾。

しかもよく見たら先頭にMATRIXの選手がいない。ローリングスタートじゃないぞ。


もう始まってる!



・・・



速い。速すぎる。




気づいたら3周くらい走っていて、ほぼ最後尾。

ほぼ・・と思い振り返ると誰もいない。


マジもんの最後尾。




いや、最初から結構ガチで踏んでます。なぜ?


コーナでもアウトから入ると確実に開けで離される。しかも尋常じゃない。

コーナー開けで踏んでも実力が違う。これは不可能だと断定して

4周目あたりからバイク並みに体を倒してインを攻める。

これが功を奏し、なんとか最後尾からのし上がる。




5周目くらいか


集団が縦長になってくる。


突き抜けた単独逃げ。

メイン集団トレイン。

そのトレインの最後尾に金魚の糞状態の自分。

その他数人。


の順に展開されるように。




そして最悪の事態が起こる。



6周目くらい、コーナー立ち上がり。


目の前で

大落車


メイン集団の中団くらいだろうか。

コーナー立ち上がり、アウト側ですべって後方数人巻き込んだ大落車。




インを攻めていた自分はコーナー立ち上がり前に目前で落車を確認。

スタッフ「落車―!!!!」の声


元々インを攻める態勢だったため、すかさずインに思いっきり寄ってなんとか回避!



恐怖のあまり一気に戦意喪失してしまう。





次の周そこを通り過ぎる際、倒れている人がいる。大丈夫なのか・・・。



自分はというと、なんとかなんとかメイン集団最後尾に付いたり離れたりを繰り返す。








8周を終え、体力が限界を迎え、メイン集団から離される。

後ろを振り返ると、後ろの人と半周以上距離が離れている。




安全運転に移行。


いのちだいじに。




いろいろ限界だったので、今日はこの辺にしておきますという。

後ろを逐一確認して差されないようにだけして走行。



ゴールのときだけ格好つけて下ハンスプリント。



ゴール!





DNS 7人

DNF 5人

40人でなく28人のゴールとなりました。



結果は、表(全40人表示)で見ると真ん中の下の方なのですが

28人中となると、ほぼ下の方という結果となりました。





結果には満足していた。

想定外のレース出走、大落車に巻き込まれなかった幸運、もう体力の限界。

茫然としたままボッチ救済所に戻る。




いろいろありますが




Foilな週末を

お疲れ様でした。

完全燃焼。


落車によって救急車が出動し、会場は一時騒然。


横目に、自走で帰宅。

辛かった、いろいろ。





まああれですね、なにこれ無事これ名馬であります。自分で言うかねフツー。



とにもかくにも!

参加されたみなさん
お疲れ様でした!