ふるさと【のがみ】 | 俺達のプロレスオフィシャルブログ「ワールドプロレスリング実況アナの俺達のプロレス」Powered by Ameba

ふるさと【のがみ】

東金アリーナでの熱戦が終了しました。
 
熱く、とっても思い出に残る大会でした。
 
 
テレビ朝日での中継ではないため、9月9日に大会日程が決まった際、万難を排してスケジュールをブロックすることに尽力しました。
 
誉れ高き初期の青義Tシャツを着て電車に揺られ、たどり着いた東金は、のどかな田園に囲まれて、気持ちも穏やかになるような。自分の生まれ育った岡山の片田舎に似た空気でした。
 
 
 
メインイベント。が終わって今、帰りの電車に乗りましたが、永田ファンで満員です!(笑)
 
 
車内に、青義Tシャツを着た人がいっぱいいて、うっすらうっすら聞こえてくる、「のがみ?のがみじゃね?」という声に結構なこっぱすがしさを覚えながらブログを書いてます。
 
 
 
とにかく、行ってよかった!
 
また元気もらいました。
 
 
俺達のプロレスオフィシャルブログ「ワールドプロレスリング実況アナの俺達のプロレス」Powered by Ameba-20120909192430.jpg
 
会場は、こんな風に「永田」一色ニコニコ(写真を撮らせてくださった美女お二人は、気さくで明るくて、素敵な雰囲気。東金の出身だそうです!…ブログ、見てくださっていることを願ってひらめき電球ひらめき電球
 
 
 
さて、
 
 
メインイベント。
 
 
印象に残ったのが、ちびっこ達の大声援。
 
 
同じコーナーに立つ、望月と秋山がリング上から永田を迎え入れる。
 
 
永田オカダの初遭遇でゴング。
秋山中邑の刺激的なマッチアップ。高橋が望月を指名した所から一気に試合が動く。
 
永田が高橋に強烈な蹴りを見舞った所で、
 
まず最初の大歓声。
 
ちびっ子からの、大「永田コール」
 
場外で追い込まれる永田の姿を見てすかさず、
 
 
「永田さんがんばれ~」
 
のかけ声。
 
二階席から響く、赤と白の野球のユニフォームを着た少年たちの、
「永田さ~ん。永田さ~ん。」
 
 
その若くて初々しくて可愛い声を、望月秋山が誘発し、逆コーナーの高橋が挑発する。
 
20人くらいの子どもたちも一致団結して必死になって、戦っているようでした。
 
永田のカウンターの膝に沸き立ち。
 
望月のミサイルキックや、強烈な打撃に、「もう一発もう一発!」と素直な声援を送り。
 
 
秋山がオカダに決めたパイルドライバーには、大きな口を開けて逆に言葉を飲み込み…。
 
 
きっと、自分たちのお父さんとほとんど同じ世代。
 
ひょっとしたら、永田さんの方が年齢的には上かもしれない。
 
 
私たちの感性では計れない、ちびっこたちの純粋な気持ちから発せられる「永田さんガンバレ~!」という声に、胸うたれる想いでした。
 
 
会場にいる皆が、永田さんに惹かれ、永田さんの発する熱を求め、永田さんのプロレスに共鳴する雰囲気。
 
 
最高でした。
 
 
ジャスティスしてました。
 
 
プロレス中継に携わるひとりとして、いつもの会場とは、色んな意味で違う空気感を体感することができ、とっても貴重な時間になりました。
 
 
 
永田さんが最後に語った言葉が印象的でした。
 
 
 
「子どもの頃、プロレスを見て元気になって憧れて、今子どもたちをそうゆう気持ちにさせられてるんだったら本当に嬉しいね。
20年かけて、やっと東金に恩返しできたかな?」
 
 
 
この大会を成功させるために、長い時間をかけて駆け回った永田選手が発した声は、もうガラガラでした。
 
 
いくら深酒をしても、酒やけしない永田選手の声が、ひどく枯れてました。
 
 
プロレス界のために、
 
東金のために、
 
全身全霊で駆け抜けた20年が間違っていなかったことを示すべく、「声」をあげて大会を成功に導いた証に他なりません。
 
 
かっこよかったです。
 
 
帰り道。
 
 
東金アリーナから東金駅まで乗ったタクシーの運転手さんとのやりとりを最後に。
 
 
 
「本当に、永田裕志選手は東金の英雄ですから!東金を盛り上げてくれて嬉しいね~!」
 
 
 
それに対し僕が興奮気味に、
 
 
「いえいえ。もうね、東金発の、全国プロレスファンの英雄ですよ!」
 
 
と答えると、
 
 
運転手さんは、大喜びニコニコニコニコ
 
 
まるで自分のことのように、誇らしく安全運転で東金駅まで送り届けてくれたのでした。