悲劇【のがみ】 | 俺達のプロレスオフィシャルブログ「ワールドプロレスリング実況アナの俺達のプロレス」Powered by Ameba

悲劇【のがみ】

どうも。

昨日、後楽園に取材に行ってきました。

G1では、皆さんもご存知のとおり、飯塚選手の試合は組まれていません。

ですから、中継の時も、取材の時も、G1期間中はシャツを破かれるという心配はなく、それだけでもう、随分と会場に向かう気持ち、心持ちは変わってきます。


のがみです。


そんなわけで、昨日も、後楽園に行ってきました。


ちなみに、のがみの昨日のファッション。


イケてる靴。
イケてるズボン。
妻が韓国旅行に行った時に買ってきてくれた、ポールス○スのポロシャツ。(シンプルなもので、仕事にも着ていきやすい。)



G1は、着ていくものを選びませんので、お気に入りのポロシャツを着て、出社し、後楽園に向かいました。



しかし、


事件は現場で起きました。



第四試合。


アンダーソンVS鈴木の試合。


勝ったのはアンダーソン選手。

鈴木選手に土がつきました。


私は、明日の大阪で鈴木選手の試合を実況するため、鈴木選手が勝っても負けても、鈴木選手側の控え室にインタビューに行くことを決めていました。


そして、私たち取材陣が待ち受けるもとに、鈴木選手はやってきました。

試合に敗れ、苛立っているのは一瞬でわかりました。


鈴木選手の怒りの声を、私はカメラの後ろの方、なるべくなら見つからない位置で聞きました。

ところが、話し終えた鈴木選手が控え室に戻る導線上に私はいて、後楽園の控え室前は決して広くないので、そこから離れることは出来なかったのです。


やってきた鈴木選手は、私の目の前にいた、テレビ朝日、山田ディレクターの胸ぐらをつかみました。


これは、まずいことにならなければいいが…。


と、本能的に感じました。


そして、

「自分は気付かれていない。」という奇跡を信じ、山田ディレクターには申し訳ありませんが、山田ディレクターの背中に隠れ、身を潜めるように、状況を見守ろうと、本能的に判断したのです。


しかしその瞬間。



目があいました。




万事休す。


すぐに山田ディレクターの胸ぐらから手を離し、今度は私の胸ぐらへ。。





G1にかける熱がそのまま表情となってあらわれ、半端ではない腕力で私のポロシャツの胸ぐらあたりは持ち上がっていきます。


ものすごい形相で、私は言葉はでず。おしっこはちょびっとでてしまいそうなほどでした。



そして次の瞬間。



嫌ぁ~な音が聞こえました。



「ビリッ」



ま、ま、まさか?


ま、ま、まさこ、からもらったポロシャツが??




鈴木選手が去っていく背中を見つめ安堵感に包まれたすぐその後、衝撃的な光景が目の前に。。


そう。


左の首もとが、5CMほど破れているではありませんか。


無念。


隣で見ていた金沢さんが、


「あぁ。やっぱりきたかぁ。え?ポールス○ス?のがみさんもまだまだ甘いなぁ~(笑)」


と、G1の歴史を知る金沢さんに慰められました。。



完全に、G1の魔力に飲み込まれました。


ひとつの負けは、大きな後退を意味するG1リーグ戦で、鈴木選手の怒りを想像し、なにかしらの対策をとらなければなりませんでした。



家路に向かう足取りは重く。


帰ってすぐに着替えて、ばれないようにしようと考えたんですが、

こっそり自分で玄関の鍵を開けた瞬間、昨日に限り偶然、玄関付近に妻がいて、


「あっ!おかえ…。えっ?え?えぇ?破れてるよ?え?なんで?飯塚さん出ないんじゃないの?」


「うん。いや。鈴木みのるにやられた。ポロシャツ、ごめん。せっかくもらったのに、ごめんなぁ。」


と、怒られないうちに先に謝ると、


「ほんまにあほやなぁ~。プロレスに取材いくってことは、何かあるかもしれんと思わな!」


と、金沢さんに指摘されたのとほぼ同じトーン、テンションで怒られました。



そして続けて、



「永田さんと棚橋さん、それと後藤さんと…。まぁ…内藤さんもたぶん大丈夫!この4人以外はどうなるかわからんと思っとき!」


と、言われました。



敗戦後のアドレナリン全開の真壁選手は、十分危険な危うさがありそう。

テンコジはいつ飯塚選手が襲ってくるかわからない危険性をハラんでる。


…なかなか鋭い分析でした。

(汗)



さぁ今日は名古屋大会!!

明日はテレ朝中継の大阪大会!!


G1モード全開で頑張ります!!