琢さん【のがみ】 | 俺達のプロレスオフィシャルブログ「ワールドプロレスリング実況アナの俺達のプロレス」Powered by Ameba

琢さん【のがみ】

琢さん。

敢えて今日は、

古澤アナ、

ではなく、琢さんと書きます。


一週間前、20日に、

異動することを琢さんから直接聞かされてから、

あの日、二時間社食で語ってもらってから、


ここに何も書けずにいました。


出来ることをやっていこう。
小さな所から、盛り上げよう。
なるべくブログも頑張って更新していこう。
プロレスの火を消さないために。


後楽園でのスーパージュニア開幕戦前、5月下旬だったでしょうか。ほんの少し前にそう約束してから、まだわずかしか日は経っていません。


衝撃は大きいですよ。
そして、やっぱり、淋しくてなりません。



優しくて。


厳しくて。


正しくて。



僕が新人だった頃、
中継になると必ず、

実況ノートの未使用のページを1ページ切り取って、僕の実況を聞きながら、出来なかったこと全てを書き上げてくれました。


そのメモを見ながら、中継が終わるといつも、僕にアドバイスをしてくれたのが琢さんでした。


初めて褒めてもらったのは、

僕が、入社二年目の夏。

吉野さんが北京五輪で、大西が熱闘甲子園で。

実力に関係なく、大一番を喋らざるを得なくなった、僕にとっての初めてのG1実況の時でした。


両国最終戦を終えて、

「やっとひとつの壁を超えたと思う!今日の野上の実況は良かった!気持ちが入ってたし、熱さが伝わった!」


あの時、嬉しくて嬉しくて。



いやぁ~。なんかほんとに嬉しかったんすよ。


むちゃくちゃしっかり覚えてます。


あれから四年です。


北京からロンドンに五輪の舞台も移ろうとしてます。



今、週末の両国の試合の資料整理をしてます。バタバタしてほとんど進んでなかったんで、久々に家で、こもって孤独に資料やってます。

大判の中継ノートは、九冊目になりました。


で、不意に、四年前のノートを開いたら、


琢さんに褒められた内容が、担当試合のページの切れ端に殴り書いてあったんです。

「気持ち伝わった!熱さ伝わった!頑張れ!」

って。



なんか、涙でてきてたまらんです。


あほですね。。



あほです。



でも、新人時代からずっとお世話になってきた先輩なんで、そんくらい思い入れがあるんすよ。


異動は、会社員だから仕方ないこと、

だとしても、やっぱり次からは琢さんがいないって考えると、淋しいです。


改めて、僕らはチームなんだなって感じてます。





今度の両国。

トリプルメイン。

スタートを務めるのは僕です。


テンコジ武藤の試合、全力で喋ります。気持ち込めて喋ります。時々気持ち入りすぎて失速することがあります。でも自分の任された試合は、最後まであきらめず走りきります。


そして、吉野さんにバトンを渡します。


トリプルメインの第2走者、三冠戦の実況は吉野さん。エース。全員ぶっこぬいて、引き離して、琢さんにバトンが渡されるはずです。



あとは、もう独走です!!



万感の想いを込めて、


どうか自由に、


悔いのなきよう、


笑いながらゴールに戻ってきて下さい!


メインイベント。


棚橋弘至vs真壁刀義


40周年大会を締めくくる、

その戦いと実況を、

しっかり胸に刻み込みます!



大会の成功を願い、


アンカー琢さんで臨むワープロアナウンサー陣の最後のリレーを、笑顔で完結させましょう。



自分、


いつも通り、


全力を尽くします!!



皆さんも是非、こんなサイドストーリーを、わずかに、密かに、感じながら、朝日ニュースターでの生中継をお楽しみ下さい!



さ。

資料がんばろ。


今回のブログが気持ち込めすぎた内容であること、


どうかお許し下さい。



では。