髪とベルトと柴田さん【のがみ】
先週の関東地区のワールドプロレスリングでは古澤アナ告知の通り、寺川アナデビュー実況が放送されました。
んで、関東地区の先々週末のワールドプロレスリングでは、NJC準決勝②試合と、
番組の最後に、飯塚戦が放送されました。
先日も書きましたが、
自分も何か変わらなきゃならん、という思いで、パーマをかけて臨んだ初めての飯塚戦実況でした。
で、いつもと違ったのは、飯塚選手が「シャツ」ではなく「髪」を狙いにきたことです。
髪を思いきり引っ張られ放送席から連れ出される場面が放送で映し出されたわけですが。
髪を掴まれた瞬間、いつもに増して、自分、悲鳴をあげています。
「そこにくる、とは思ってなかった!」という驚きと、
「痛い。痛い。痛いです!!」
という怒りと。
様々な感情が入り混じった悲鳴でした。
そして、その放送翌日のことです。
ワールドプロレスリング解説でおなじみの、東京スポーツ柴田さんから電話がかかってきまして、出られなかったので留守電にメッセージが残されていました。
「昨日のOA見ました!放送席にいた時には、あそこまで大胆に髪を引っ張られてるとは思いませんでした。きっと挑発的な髪型が気に入らず敢えて狙ってきたのでしょうが……いやぁ~あれはひどい!すごかったですね!まさかあんなにとは…。髪の毛が相当量抜けたはずです。嗚呼。心配です。とにかく野上さんの髪が心配でなりません。その後どうですか?大丈夫ですか??シャンプーの度に髪の毛が抜けているのではないかと心配しています。大丈夫ですか?福岡もまた全力でお付き合いします。頑張りましょう。よろしくお願いします。」
という内容でした。
今記した言葉を、極めて極めて真面目で深刻で真剣なトーンとニュアンスで柴田さんは留守電に残してくださっていたのです。
シャンプーの度に…らへんで、柴田さんの超絶マジトーンに気付きました。
髪型のワンダーランドのど真ん中に在籍する柴田さん
とかつて棚橋矢野戦で実況した記憶がありますが…。
「髪は男の命」と言って止まない柴田さん。
一方で「深まる謎」を公言する柴田さん。
いずれにせよ「髪」には相当敏感でいらっしゃるようです。
放送された実況内容について電話を頂き、留守電にまでメッセージを残してくださったのは初めてのことでしたので、やはりそれほどまでに、髪をピンポイントで狙われたという事実が柴田さんにとっても衝撃的だったのかもしれません。
嗚呼。
そして、福岡では、いよいよ飯塚選手はタイトルマッチに臨みます。
真壁矢野組とのタイトルマッチ中に天山選手を裏切って悪に染まるという前代未聞の大事件からちょうど4年。
ベルト獲得なら、山崎さんと第27代のタッグ王者になって以来、約16年ぶりのベルトです。
正直、どんな戦いになるのかドキドキしてます。狂乱のアイアンフィンガーを得てからタイトルマッチに挑むのは初めてで、未知な部分が大きいからです。
プロレスラーとして、やはりベルトがかかった戦いでは、何に変えてもベルト獲得に執念を燃やすのが一般的です。そう考えると、今回の福岡でのタイトルマッチは「いつも」とは明らかに違った気持ちで飯塚選手も臨んでくるはず…。
となれば、「シャツ、とか、髪、とか」関係なく、狙いは「ベルト」
そう。つまり福岡では、襲撃は回避されるのではないか。
そんな、希望的観測込みで解釈しながら、資料を整理してます。
今回は、放送席は眼中にない。
ベルトを本気でねらいに行く!
ならば、それを見てみたい気持ちでいっぱいです。
もしそうなったら、自分でもどんな気持ちになるのか、どんな実況を自分がするのか、その場に居合わせないと想像もつきません。
福岡のタイトルマッチが迫ってきました。