一番すげぇプロレス【古澤】 | 俺達のプロレスオフィシャルブログ「ワールドプロレスリング実況アナの俺達のプロレス」Powered by Ameba

一番すげぇプロレス【古澤】

中邑真輔選手の優勝で幕を閉じた今年のG1クライマックス





中邑選手が勝利した瞬間





リングサイドのリポーター席にいた私は





涙が止まりませんでした






入門からデビュー戦、そしてこれまで






中邑選手のレスラー人生を





すぐ近くでずっと見てきました





中邑選手は当時、総合格闘技やK-1に傾いたファンをもう一度プロレスに取り戻すために






プロレスラーの肩書きで総合格闘技のリングに積極的に上がりました。





そんな彼の
「総合のリングでプロレスラーが勝ちまくったらカッコいいじゃないですか」
という発言に





プロレスに携わるものとして、どれだけ勇気づけられたことか









あれは2003年、IWGPのベルトを携えた中邑選手が上がった大晦日の総合のリング





アレクセイ・イグナショフ戦を不本意な形で止められ、リングサイドで取材していた私は





「おかしいじゃねぇか、レフリーどこ見てんだ‼」とリングに駆け寄ろうとして同行していたディレクターに止められたことがありました。





確かあの日は悔し涙を流しながら朝まで飲み明かしたっけ





そんなことがあったなと





リング上の中邑選手を見ていたら思い出しまして





涙が止まらなくなったわけです






そんな私は





今年のG1期間中に





40歳の誕生日を迎えました





世間でいうところの「不惑」です





昔の人は惑わなくなる年齢なのかもしれませんが





いまだ





惑いまくりです





でも





いい意味で惑いながら





学ぶ心を





挑戦する心を忘れず





ひたすら前を向いていれば





G1優勝に匹敵するような





僕の人生にもいいことが





起きるんじゃないかと





思わせてくれました





今年のG1がそんな勇気や生きる力を分けてくれたと言ったら





ちょっと言い過ぎでしょうかにひひ





中邑選手おめでとう





そして





両国で大声援を送ってくれたファンの皆さん





テレビの前で応援してくれた皆さんに





ありがとう





プロレスに熱が戻ってきたと





いま胸を張って言えます