一人でしゃべり続けるテレビの横で、
誰かのために、メールをする。
その人をより理解してもらうために。
そんなこと、私がするようなことじゃないのかもしれない。
そう思いながら、メールを打つ。
私が、誰かのために、するその行為は、
なんだ?
それを考えると、
考え込んで動けなくなる。
よかれと思ってする行動は、
時に、余計なおせっかいになる。
でも、結果として、物事がスムーズに進むこともある。
「いろんなことを、予想して、
その場面にあった、最善の方法を考え出す。」
でも、なんで?
見えない電波に乗って、送られたメールを見て、
誰かは、誰かをより理解し、便宜を図る。
でも、なんで?
何もない、何も見えない、電波や言葉や思いが、
誰かを動かす。
そして、私は、テレビの前から、少しも動かず、
いろんなことを、考えながら、
メールを打つ。
止まらない、思考を持って。