こんにちは、はるちょうです。

晴れて大学生になった私は、やっと6年越しの恋にピリオドが打てただけで、いまだ彼ができたこともなく、初キスさえまだの初々しい女子でした。
髪を茶色にカラーリングして可愛い女子大生を満喫していたけど、、周りはどんどんカップルになっていき焦りも感じていた。
早く素敵な彼が欲しいなぁと思いながら、みんなみたいにカッコよくない彼と付き合うくらいなら1人でいいよって強がったり気持ちはいつも揺れていた。
そんな大学2回生の春、
桜が淡く咲き誇る春、桜色のジャケットを着て行った日に じゃじゃーん!出会いました!
早く教室につきすぎて一人でいたところに、
イントネーションの違う日本語で教室の場所を尋ねてきた男の子。
すぐにアジア諸国のどこかから来た留学生だとおもった。
そしてすぐに仲良くなりたいと思った。むこうもそう思ってくれたみたいで、私たちはメアド交換をした。
その後放課後に待ち合わせてわたしが街案内という形でデートをした。
デートなんて生まれて初めてだったから、浮き足だって前の授業から身が入らなかった。笑

週に1回ほど待ち合わせて会えば会うほど、誠実で周りのバカ騒ぎのノリ重視の男よりずっと居心地がよくて素敵だなぁ〜って心が動かされていった。
初めてカフェに入ったら奢ってくれたり、いっしょに観覧車にのったり、お好み焼きをたべたり、
楽しかった。
アジアのその国のお国柄とは知らず、初めてのレディファーストの扱いに若い私はくらくら。
4月に出会って7月の夏にはもう私はだいぶ
気持ちがやられてて、好きっていいたくてしょうがなくなっていました。
自転車で2人で夜デートが終わったあと
この坂を越えたら言うんだって
息ができないほど苦しくなって
後にも先にも自分の鼓動が耳の後ろの血管から聞こえたことはこの時くらいで、笑。

街灯が綺麗な坂の上が別れる場所なので、そこでわたしは彼に人生最初で最後になる告白をした。

あのね、わたしね、あえばあうほど あなたのことが好きになってる

ってことを言った。

彼は真顔で、困ったかんじの表情をして、
うんわかった
と言ってじゃあまた連絡するって
言って帰って行った。

帰ってしばらくしてメールが来た。
はるちょうは真面目だから
もっと他にいい人がいると思うよ。

ってね。
おい!おい!オーーーーーーーーーーーーーい!
って叫びたくなるほど納得いかなくて
落ち込んで、
どうして?ってその後会った後も聞いたりしたけど
彼は優しく微笑んでた。
夜中の山の中の公園で夜景みながらも
聞いたけど、
やっぱりだめで。
その後夏の暑さと失恋のショックで食欲がなくなりだいぶん痩せた。
失恋ってこんなに辛いのかって初めて知った夏だった。
敗因は何か、まず恋をしたことなくて妹みたいになってしまっていたんだなぁって
思う。彼は年上だったし。
じゃれて、甘えて、好きで、
彼を虜にすることはできず。

でも大切にしてくれたことは後になって
ありがかったと思う。好き好き言ってるわたしをポイッとやり捨てすることもできただろうに
誠実に友情と愛情で接してくれた。
母国に夏帰った後お土産にその国のよくわからないゴツい石がついたパワーストーンのようなブレスもくれたし。そんなブレスよりキミの心が欲しかったよーーーーーーーー!って思ったなぁ

わたしにとってこの人は19歳のいい思い出。
男の子っていいなぁと思わせてくれた
優しいおもいで。