“下郷”と“西山正啓監督”の映画と“オーガニックマーケット”
私の中での高ポイントの点と点が感動的につながったイベントでした
下郷といえば 有機農業・食の安全にこだわった産地直送運動の
フロンティア＝下郷農協
３０年以上も前 下郷に産地見学に行き研修所に宿泊したこともあったなあと遠い記憶が甦ってくる
鎌城という開拓地は長野県からの開拓団の方々が開墾したという歴史だとその時に知った
開墾当時からの思いや努力が営々と受け継がれ
下郷という信頼を築いてこられたことに畏敬の念が湧く
私自身の食の安全に対する意識はこの下郷農協との出逢いからだったと思う
その地で開かれる映画祭が これまたちょうど観たかった西山監督の「のさり」
映画の後のトークは オーガニックマーケットの後藤さんだなんて
なんて嬉しいつながり
彼女が生み出したオーガニックマーケットというネットワークは
安心安全な物を食べたいという私たちのニーズと
こだわりを持って努力している生産者の方々を
魅力的に出逢わせてくれ繋げてくれ 着実に広がってきている
毎月第２土曜日のマーケットは楽しみの一つだ
後藤さんは３１１後に 大分に戻って来られた方で
大分に新しい波を起こしてくれていることに
感謝と大きな期待を寄せている
そして 下郷にも震災後に移住してきた若い世代の方々が
下郷の魅力を更に高め 新たな文化を生んでいる
この「雲与橋」というフリーペーパーが実に素敵だ
映画祭のパンフのあいさつより・・・
「３１１以降、ライフスタイルの見直し、食の安全、そして命を見つめることの高まりの中で、山間地が持つ知恵には現代への沢山のヒントがあるのではないでしょうか。・・・・山には炭小屋、山の麓には蛍舞う清流、その横には合鴨のいる田とお爺ちゃんお婆ちゃんの小さな畑たち。家の煙突から出る煙は今日のお風呂の支度。下郷は言わば『小さな暮らし』の現役の博物館とも言えます。」
時代をしっかり見据え 大切なものを見失わないように
暮らしを次の世代につなげてゆくための
学びと希望 共感とパワーをいただいた いい一日となりました
（同行してくれた夫が「世界がたべられなくなる日」と「のさり」の映画を観ることができたことが何よりの収穫だったなあー）
西山監督の記録映画を家で観て 唸っていた夫
「反対の声をあげないのは 黙っているのは
賛成と同じか・・・うーーーん・・・」