赤ちゃんの頃の記憶が残っている人たちの話を聞いて、
私の最初の記憶はいつだろう?と改めて、記憶を辿ってみた。
昔から写真を見ると、撮られていた時の状況をよく思い出すので、昔のアルバムをクローゼットの奥から引っ張り出した。
取り出しにくいところに入れてあるので、古いアルバムを開いたのは数年ぶり。
昔のアルバムを振り返ることがなかったこの数年、自分の浄化が進んだからか、丁寧に母親が作ったアルバムを久々見て、涙が溢れた。
母に抱かれてるときは、いつも笑顔なのに、父親に抱っこされてる時は、ほとんどしかめっつら笑
ああ、この頃から父には何となく違和感を感じていたのかな、と記憶をたどる。
アルバムの中で一番古い記憶は、曽祖母に抱かれたこの4ヶ月くらいの時のだった。3歳くらいの記憶がしていたけど、アルバムをみて、こんなに生まれて間もない頃だったのかと驚いた。
この時、よく知らない人のゴツゴツした膝の上に載せられて、何されてるんだろう、何が起こってるの?っていう記憶。
小さい時は、家族以外の人が、得体のしれないもの、に感じていた笑 理解不能な感じで。
言葉を発する前の記憶をたどると、ただ身体感覚や、怖い、嬉しい、楽しい、不安などの感情と、「なぜそんなこというんだろう?」「何がしたいんだろう?」「何でそういうことをさせようとするんだろう」と疑問がいっぱいだった感触がある。
20代の頃は、過去を振り返るセラピーばかりやっていて、どちらかというと、嫌な記憶ばかり想起しやすい習慣がついてしまっていた。けれど、ちゃんと愛されてたんだな、ということが感じられた。
今の自分の年齢からは随分若い両親や、少し年上の祖父母。不器用ながらも、そこに存在していたことに、ただ涙が出る。
自分のインナーチャイルドを癒していく過程で、自分が大事にされていたことをいつか思い出せるようになると、
日常が満たされた感覚が増え、
自分に信頼感も増していく。
あるがままでいられるようになる。
だけど、それをセッションの中でクライエントさんに強いることは良くない!!
まずは、毒だし!!
悲しみ、
怒り、
ネガティブな感情があることを自分に赦すことからがスタート