こんばんは。
吾南ルーシャです。
セッションやセラピーを受けると、
過去の出来事を思い出すことが
よくあります。
現在の悩みについて
話していても、
過去の出来事を取り上げるのは、
過去の体験の記憶が
たとえ意識的には覚えていなくても、
過去の体験をした時に感じたことが、
現在の言動でとっさに反応として
出てしまうからなんです。
しかも無意識的に反応してしまうので、
本当はそうしたくはないのに、
ということもしばしば。
さて、このために、
現在の悩みを解消しようと、
過去の出来事ばかりに焦点を当て、
トラウマを解消し続け、
目的が現在のことでなく、
過去の出来事ばかりに
目を向けるようになってしまう、
という罠があるんです・・・
かつて、私もすっかりこれに陥っていました。
「関係性がうまくいかないのは、
父との関係がうまくいかなかったから」
「虐待されていて、傷ついたから」
とか。
こうなってくると、
ストーリーばかり追いかけて、
悲劇のヒロインになってしまい、
そこに酔いしれて、
（しかも中毒性ある笑）
現実生活がおろそかになってしまいます。
実際私もこのストーリーばかりを見て、
元彼などに
「私はこういう育ちだったのに、
なんでわかってくれないの！！」
ってやってました。
ここから抜け出すためにやったことは、
その経験で何を体験したかったのか、
そして
その経験を通して、
何を学んだか、
という二つの視点。
私の場合は、
・虐待して育った人の心理がわかる
・被害者意識からどうやったら
脱することができるのかわかる
そして、
同じような体験をした人が
どうやったらそこから抜けられるのかを
自分を通して体感しながら
克服したからこそわかる
同じような体験をした人の気持ちがわかり、
抜け出す方法を伝えられる。
という学びになっています。
こういう気づきは
人生での使命とも繋がっていたりします。
「その経験をした後だからこそ、
この後の人生でどういう生き方をしたい？」
と自分に問うてみてください。
あなたの何らかのヒントとなりますように。
吾南ルーシャ