本物の生き方に触れ,人生の目的を見つける ラーダナータスワミのThe Journey Home | アナンのブログ

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インド哲学『バガヴァッドギーターあるがままの詩』に出会って15年。ギーターに書かれている人生哲学のエッセンスをお伝えするブログです。

はりぼー!
アナンです。

前回の記事からけっこう時間が経ってしまいました。

今、『シュリーマドバーガヴァタム』というインドの聖典をチームで翻訳、校正していて、そちらの作業が忙しくなり、ブログを書く時間が減ってしまいました。
でもそれもまた充実していてとてもありがたいです。

娘はようやく先週から通常どおり学校が始まり、私も普通の勤務に戻っています。
まだ娘のバスケ部が再開していないので完全な日常が戻ったわけではないのですが、娘ちゃんはその分、友達と遊ぶ時間が増えてご機嫌も良好です。
担任の先生も優しい先生で、
宿題も少ないのがいいそう 笑

日常生活を送ることが
できるありがたさを
実感しています。
当たり前って、
ほんとは
当たり前じゃない。

ありがたさを思い出させてくれた、
コロナです。

さて、いつかブログで紹介したかった、
ラーダナータスワミの伝記
『The Journey Home』
この本をつい最近読み終わって
号泣でした。

ラーダナータスワミは、
普通のアメリカ人の少年だったのですが、
18才の頃、
真理を求めて
アメリカを飛び出して
世界旅をして、
自己の悟りを求めるなかで
さまざまな困難、
さまざな人と出会い、
真理を探求します。

そしてインドにたどり着き、
インドに入ってからも、
神さまを求めてずっと旅をします。
たくさんの困難に遭遇します。
そのなかでたくさんの人に出会い、
本物、偽物の宗教家にも
たくさん出会い、
最後に自分の
スピリチュアルマスターとの
出会いを通じて
自分の生きる道を見つける
そんなノンフィクションのお話です。

マザーテレサや、
ダライラマにも会います。

ヒマラヤでは
たくさんのヨーギーと
一緒に修行をして、
神秘力で不思議な力を身につけた
ヨーギーや、
宙に浮かぶヨーギーとも出会います。

すべての人は
神さまに近づくために
それぞれの方法で、
修行をし、
神を求めています。

神さまは
ひとりひとりの望みに応じて
ちゃんとその望みに応えてくれます。

リチャード(スワミの元々の名前)は、
長い旅の最後の最後まで、
神さまには
人格や姿があるのか、

それとも神さまには
人格や姿がなく
ただすべてのなかに存在しているのか、

その答えを見つけられずにいました。

そんなとき、
ヴリンダーバンで
一度はムンバイで会っていた
プラブパーダに再会しました。
プラブパーダの教えによって、

「神さまには姿も人格もあり、
同時にすべてのなかに存在している」

ということを知りました。

スワミはヒマラヤのなかのガンジス川でひとり瞑想しているときに、
ガンジス川から
ハレークリシュナマントラを
教えてもらったのでした。
でも川からどうやって教わるの?
って思いますよね。
私も思いました。

そして旅を進め、ガンジス川で溺れて
死にそうになったときに、
川から教えてもらった
ハレークリシュナ
マハーマントラを
思い出して、
心の中で唱えて、
助かった、という
体験もしました。

そしてプラブパーダにムンバイで初めて出会ったとき、プラブパーダが唱えていたのが、ハレークリシュナのまさにそのマントラだったのです。

この本、ほんとにおもしろいので、
ぜひ読んでみて下さい。

読むとすべてのことが
明らかになります。

すべての体験はただ
クリシュナの計画のもとに
あったんだということに
気づきます。

特に生きる目的を探している人!
おもしろすぎて
はまります。

とは言っても残念ながらまだ
日本語になっていません。
でもヨガの教室などで
教科書として使われています。
また世界中で読み親しまれているんです。

スワミは2年近く旅をしたあと、
アメリカに戻り、そのあと
ブラフマチャーリー、
サンニャーシーの修行を経て、
独身禁欲生活を送り、
出家したスワミとして
たくさんの人々を
神さまの教えに導いています。
それだけでなく、
インドでは、
たくさんの学校や、
病院、
白内障の人のための
アイキャンプを開いて、
慈善活動もしています。
さらに、高校などで
ヒンドゥー教、
イスラム教、仏教、
シーク教など宗派にとらわれない道徳教育を教えるなど、教育にはとても力を入れてます。
今では世界中に国境を越えてたくさんのお弟子さんがいます。
お弟子さんたちのなかには、私が個人的に知り合いであるインド人のディボーティの方もたくさんいますがみんな賢くて、親切で、見返りを求めない生き方をしているとてもいい人ばかりです。

私が先月から始めたバガヴァッドギーター/物語のストーリーや背景を学ぶzoom勉強会の講師となってくださっているのもラーダナータスワミのお弟子さんです。
毎回、喜んで話してくださっています。

ラーダナータスワミは、
プラブパーダの教えに従い、
「自分がもっている才能、環境、モノなど、なんでも使って愛のこもった奉仕をすれば、それらはスピリチュアル化され、神さま(クリシュナ)が喜んでくださる」
ということを学び、それを体現しています。

そんな本物の生き方に触れた人は
みんな、今この場から、
今ある生活のままで、
何も変えることなく、
本物の生き方が
できるようになります。

知り合いの方々がこの本を
日本語で出版したいということで、
出版社に掛け合って
くれているみたいですので、
楽しみに待ちながら、
事が進むまで、
校正をお手伝いさせてもらっています。

本になったら
あらためて
このブログでも紹介したいと思います。

今日も
読んでくださって
ありがとうございました。


英語が読める方はiphoneのbook でも電子書籍で販売されてますので読んでみてください爆笑