サハスラーラ・チャクラ

 私は毎朝うちの祭壇でシヴァ神にお花とお線香をあげてご挨拶していますが、その時にゴーシュ先生から頂いたマントラを2度唱えています。大きく息を吸い、そして息を吐きながらマントラを唱え、それを2度繰り返すのですが、最近その際に意識の場所に変化が起きています。

 大きく息を吸い上げる時に意識はお腹→胸→鎖骨から首のあたり→アージュニャー・チャクラ(眉間のあたり)と上昇するのですが、最近ではアージュニャー・チャクラ(眉間のあたり)を通り越して、息を吸い終わる時に意識は頭のてっぺんまで昇っているようです。頭のてっぺんはサハスラーラ・チャクラ(千弁の蓮の花のチャクラ)と言いまして、アージュニャー・チャクラが決断の働きをするのに対してサハスラーラ・チャクラは神との交信をする場所だと言いますね。ですからサハスラーラ・チャクラまで息を吸い上げますと、何だか良い事が起こりそうな気がします。

 ヨガのインストラクターが「ヨガでは吐く息が大切だ」と言うのをよく耳に(目に)しますが、これはどうでしょうか。私が初めてヨガの指導を受けた北欧出身でインドのシヴァナンダ・アーシュラムで修行をしたペール・ウインターさんは息を吸い上げる事の大切さを教えておられ、お腹→胸→鎖骨→首→眉間まで目いっぱい息を吸うようにとの事でした。目いっぱいに息を吸い終わりますと、膨らんだ風船が勝手にしぼんで行くように自然に大きく深い息が出来るようになりますから、「吐く息が大切だ」と言う前に目いっぱい息を吸うのが良いでしょうね。

 サハスラーラ・チャクラ(千弁の蓮の花のチャクラ)まで大きく息を吸い上げましょう。