八重山4島巡り4日間
大学時代からの親友KMの夫婦から一緒に旅行をしようよと言われ、パッケージツアーを探して「八重山4島巡り4日間」に参加して来ました。夫婦だけでの旅行も良いですが、女同士は夫の悪口をつらつら、男同士は馬鹿を言いながら笑いっぱなしの旅行も良いものです。
1日目
時間に余裕の午後出発で羽田から石垣島へボーイング737で3時間掛かりました。羽田から熊本へは1時間30分ですので丁度その2倍ですね。ホテルには19時にチェックイン、それから街中の居酒屋で明日からの観光に向けての前祝いにオリオンの生ビールで乾杯しました。
2日目
この日は4島巡り。石垣島→竹富島(星の砂)→(高速船で)西表島→(水牛車で)由布島→西表島(マングローブクルーズ)→石垣島と、目まぐるしい1日。朝からの雨と風の中、石垣島から竹富島へは高速船で10分あまり、島に着くと雨は止んでいました。バスでカイジ浜(星砂の浜)へ行きますと雨雲の為か竹富島の海は灰色。ビーチは一面に広がる黒い岩(珊瑚?)の上に砂が堆積したような形になっています。現地ガイドのおじさんが星砂の有りそうな所を示して手で砂をすくい上げ、それをひとつまみスマホの黒画面に乗せて広げて見せますと2個ばかり星の砂が有りました。
星砂は砂では無く生物なのだそうです。50年くらい前には竹富島の星の砂は全国的に有名で、あの頃は星の砂を小瓶に入れて売っていたように思いますが、今ではそんなお店は有りませんでした。星の砂が取られ過ぎて海の中でのその成長が追い付かないのでしょうか。ここでは観光開発と自然保護と言う相容れないテーマの落としどころの難しさを感じました。
竹富島から西表島へは高速船で40分ばかり掛かりました。着きますとすぐにバスで由布島に面した浜へ行き、西表島から由布島へは水牛車で渡ります。水牛車には10人ばかりが乗りますので引っ張る水牛も大変、一仕事をした水牛は水に浸かってクールダウンするのだと聞きました。植物園を見てランチのあと再び水牛車で西表島に戻ります。そして次は仲間川のマングローブクルーズでしたが、これを私はなめていました。どうせ小さな川をちょろっと観光するのだろうと思っていたら大間違い。仲間川の川幅は大変広く、ガンジス川を思い出すような雄大さ。そして両岸に延々と続くマングローブの密林、どこかで見たようなと思ったらボルネオ島のジャングルクルーズでした。あの時は船がマングローブに引っかかって動けなくなり、どうなるかと思っていたら他の船が来て引きはがしてくれたものです。仲間川はボルネオのような激しいスコールも無く、深い緑の密林と深い緑の仲間川には清潔さすら感じました。この広い西表島で観光が仲間川のマングローブクルーズだけとはもったいないとも思いましたが、観光開発と自然保護について西表島では自然保護の考えの方が強いのでしょうね。港でクルーズ船から高速船に乗り換えて石垣島へ戻り、この日の観光は終わりました。
3日目
この日は石垣島の観光、石垣島と言えば川平湾です。
先の妻との新婚旅行は沖縄本島と石垣島でした。あれは沖縄返還の翌年でしたので車はまだ左ハンドルの右走り、レンタカーで石垣空港から川平湾のホテルまで運転するのに大変怖い思いをしたものです。石垣島は51年ぶりになりますが川平湾に面したあの小さなホテルはまだ有るのだろうか。
川平湾の景色は素晴らしいものでした。エメラルドグリーンの海と深い緑の木々と白い砂、そして更には青い空。川平湾の景観だけで充分なのですが、ここにはグラスボート観光が有りました。10人ばかりが船に乗りますと船底にはガラス張りのスペースが有って海底をのぞき見出来ます。船長はサンゴのポイントへ行って各種のサンゴを見せたあと、次にはウミガメの居そうなポイントへ向かいます。そして、居ました。カメは1日中泳いでいる訳では無く、海底の好きな場所にじっとしているのだそうです。
そして川平湾に面したあの小さなホテルはもう有りませんでした。当たり前ですかね。
川平湾観光のあとは石垣焼窯元とやいま村を観光、広いやいま村では結構歩き、古民家やカンムリワシやリスザルを見ました。
4日目
ツアー最後の日は早朝から玉取崎展望台を観光、深い緑の山々と風に大きく揺れる木々と淡いブルーの海。そして名残は尽きませんがそのまま空港へ行き、私達のボーイング767は追い風に乗って2時間30分で羽田に到着。そして振り返ってみますと、思っていたよりもずっと素晴らしい旅行でした。
ところで石垣島のホテルの売店の女性は外国人だよねと親友KMは言います。私は違和感は感じませんでしたがアジア系の外国人でしょうか。このツアーの最後に添乗員のおばさんが「外国人は大きな船でやって来ます。今回は船が着岸しなかったので良かったです」と言いました。私は少し引っかかりを感じたのですが、大勢の外国人が上陸すると観光地が混みあう、今回は混みあわなくて良かったと言う意味だったのでしょう。そうしますとこのホテルの売店の客も通常は外国人が多く、売店の女性も多少日本語が下手でも中国語や英語を話せる方が営業としてはスムーズで、現地で人手が足りないのでは無く外国語を話せるスタッフが欲しかったんでしょうね。日本人は外国人に買い負けているようです。
大学時代からの親友KMの夫婦から一緒に旅行をしようよと言われ、パッケージツアーを探して「八重山4島巡り4日間」に参加して来ました。夫婦だけでの旅行も良いですが、女同士は夫の悪口をつらつら、男同士は馬鹿を言いながら笑いっぱなしの旅行も良いものです。
1日目
時間に余裕の午後出発で羽田から石垣島へボーイング737で3時間掛かりました。羽田から熊本へは1時間30分ですので丁度その2倍ですね。ホテルには19時にチェックイン、それから街中の居酒屋で明日からの観光に向けての前祝いにオリオンの生ビールで乾杯しました。
2日目
この日は4島巡り。石垣島→竹富島(星の砂)→(高速船で)西表島→(水牛車で)由布島→西表島(マングローブクルーズ)→石垣島と、目まぐるしい1日。朝からの雨と風の中、石垣島から竹富島へは高速船で10分あまり、島に着くと雨は止んでいました。バスでカイジ浜(星砂の浜)へ行きますと雨雲の為か竹富島の海は灰色。ビーチは一面に広がる黒い岩(珊瑚?)の上に砂が堆積したような形になっています。現地ガイドのおじさんが星砂の有りそうな所を示して手で砂をすくい上げ、それをひとつまみスマホの黒画面に乗せて広げて見せますと2個ばかり星の砂が有りました。
星砂は砂では無く生物なのだそうです。50年くらい前には竹富島の星の砂は全国的に有名で、あの頃は星の砂を小瓶に入れて売っていたように思いますが、今ではそんなお店は有りませんでした。星の砂が取られ過ぎて海の中でのその成長が追い付かないのでしょうか。ここでは観光開発と自然保護と言う相容れないテーマの落としどころの難しさを感じました。
竹富島から西表島へは高速船で40分ばかり掛かりました。着きますとすぐにバスで由布島に面した浜へ行き、西表島から由布島へは水牛車で渡ります。水牛車には10人ばかりが乗りますので引っ張る水牛も大変、一仕事をした水牛は水に浸かってクールダウンするのだと聞きました。植物園を見てランチのあと再び水牛車で西表島に戻ります。そして次は仲間川のマングローブクルーズでしたが、これを私はなめていました。どうせ小さな川をちょろっと観光するのだろうと思っていたら大間違い。仲間川の川幅は大変広く、ガンジス川を思い出すような雄大さ。そして両岸に延々と続くマングローブの密林、どこかで見たようなと思ったらボルネオ島のジャングルクルーズでした。あの時は船がマングローブに引っかかって動けなくなり、どうなるかと思っていたら他の船が来て引きはがしてくれたものです。仲間川はボルネオのような激しいスコールも無く、深い緑の密林と深い緑の仲間川には清潔さすら感じました。この広い西表島で観光が仲間川のマングローブクルーズだけとはもったいないとも思いましたが、観光開発と自然保護について西表島では自然保護の考えの方が強いのでしょうね。港でクルーズ船から高速船に乗り換えて石垣島へ戻り、この日の観光は終わりました。
3日目
この日は石垣島の観光、石垣島と言えば川平湾です。
先の妻との新婚旅行は沖縄本島と石垣島でした。あれは沖縄返還の翌年でしたので車はまだ左ハンドルの右走り、レンタカーで石垣空港から川平湾のホテルまで運転するのに大変怖い思いをしたものです。石垣島は51年ぶりになりますが川平湾に面したあの小さなホテルはまだ有るのだろうか。
川平湾の景色は素晴らしいものでした。エメラルドグリーンの海と深い緑の木々と白い砂、そして更には青い空。川平湾の景観だけで充分なのですが、ここにはグラスボート観光が有りました。10人ばかりが船に乗りますと船底にはガラス張りのスペースが有って海底をのぞき見出来ます。船長はサンゴのポイントへ行って各種のサンゴを見せたあと、次にはウミガメの居そうなポイントへ向かいます。そして、居ました。カメは1日中泳いでいる訳では無く、海底の好きな場所にじっとしているのだそうです。
そして川平湾に面したあの小さなホテルはもう有りませんでした。当たり前ですかね。
川平湾観光のあとは石垣焼窯元とやいま村を観光、広いやいま村では結構歩き、古民家やカンムリワシやリスザルを見ました。
4日目
ツアー最後の日は早朝から玉取崎展望台を観光、深い緑の山々と風に大きく揺れる木々と淡いブルーの海。そして名残は尽きませんがそのまま空港へ行き、私達のボーイング767は追い風に乗って2時間30分で羽田に到着。そして振り返ってみますと、思っていたよりもずっと素晴らしい旅行でした。
ところで石垣島のホテルの売店の女性は外国人だよねと親友KMは言います。私は違和感は感じませんでしたがアジア系の外国人でしょうか。このツアーの最後に添乗員のおばさんが「外国人は大きな船でやって来ます。今回は船が着岸しなかったので良かったです」と言いました。私は少し引っかかりを感じたのですが、大勢の外国人が上陸すると観光地が混みあう、今回は混みあわなくて良かったと言う意味だったのでしょう。そうしますとこのホテルの売店の客も通常は外国人が多く、売店の女性も多少日本語が下手でも中国語や英語を話せる方が営業としてはスムーズで、現地で人手が足りないのでは無く外国語を話せるスタッフが欲しかったんでしょうね。日本人は外国人に買い負けているようです。