治っちゃった

 年が替わって1月になった途端に左脚の膝のお皿が痛み始めました。歩いていますと左膝のお皿がピリッと電気が走るように痛み膝がカックンとなります。これはいけないと以前に整形外科で貰った痛み止めのスミルスティックが残っていたのでそれを塗っていますと電気のような痛みは出なくなりましたがお皿のあたりに鈍痛が続きます。ある時はお皿の下、またある時はお皿の左、そして右と日替わりに痛み、特に階段を降りる時に左膝のお皿が固まったような感じでどうも具合が悪い。日常生活に支障は無いものの痛みが1ケ月も続くので整形外科で診て貰う事にしました。

 2019年の秋から2021年の春に掛けて断続的に右膝の裏側の筋(すじ)、右脚の太腿(ふともも)の表側の筋(すじ)、そして左脚の太腿(ふともも)の表側の筋(すじ)と痛み、車で15分程の整形外科で貼るロキソニンや塗るスミルスティック、そして痛みで夜に寝られない時には飲むロキソニンを出して貰ってそれは完治していました。あの時は痛むのは筋(すじ)でしたが今回は膝のお皿、関連は無いと思うのですが。

 家から歩いて10分足らずの所に整形外科を見つけていましたので今度はそこへ行く事にしました。そこは内科と整形外科をやっており、診察室は別々になっています。名前を呼ばれて整形外科の診察室に入りますと若いイケメンの先生がソフトな語り口で問いかけてくれます。「なにか思い当たる事は有りますか」と聞かれるので、12月に和歌山の観光に行き、熊野那智大社へ行ったけれども参道の400段の石段がきつく、その夜には膝は痛いは腰は痛いはでしたがそれは2、3日で治りましたと答えます。

 簡単なベッドの診察台で仰向けに横になりますと先生が左脚の膝から下を上下左右に押しながら「ここは痛みますか?ここはどうですか?」。上(膝を曲げるのと反対側)へ押されるとイタタタとなりましたが他は何とも有りません。そして「レントゲンを撮ってみましょう」。

 レントゲンのあと呼ばれてもう1度診察室に入りますと診察室のPC画面には膝の骨が2枚映っていまして、「半月板は年齢に応じて少しすり減っていますが問題有りません、おそらく痛めた膝が治りつつあるようです。そうしたら貼る薬と塗る薬と飲む薬を出しましょうか?」と言われるので飲む薬は要らないと思いますので貼るロキソニンと塗るスミルスティックをいただけますか?とお願いしました。

 薬局で薬を出して貰うと塗る薬はスミルスティックでは無くフェルビナクと書いてあります。これを塗りながら1ケ月は持つだろうし、それからはそれからだよね、と帰宅しました。

 そして夜になってソファーで脚を伸ばしていますと、あれっ、脚の不快感が治っている!これまでの膝の不快感が消滅したような感じです。

 翌日になっても膝の不快感は無く普段通りに歩けます。これは不思議な事で、思い返してみますと整形外科の診察台で先生が左脚を上下左右に押してくれた時に膝がうまくはまって治っちゃったようです。こんな事も有るんですね。