腫れ物が再度襲来

 8月8日の日曜日オリンピック閉会式の夜、お風呂に入りますと左脚の付け根あたりに異物の感触、よく見ますと紫色に腫れ上がっていて触ると少し痛みます。昨日までは何とも無かったのに、しかしこれには見覚えが有ります。2年前の6月に全く同じ場所に同じ腫れ物が出来、皮膚科で抗生物質を貰って毎日飲み、また1日おきに皮膚科に通院して傷の手当てをして貰って治るのに2週間掛かりました。また1日おきに皮膚科に行くのかとうんざりですが、仕方が無い明日皮膚科へ行こうかとお風呂を出ました。妻に話しますと「明日は休みじゃない?」。オリンピック閉会式の翌日は休日だったっけ、インターネットで調べて見ますと今年だけ11日の山の日が8日に移動していて9日の月曜日は振替休日となっています。ありゃりゃ、それなら10日か。

 しかし待てよ、今週個人経営のクリニックはお盆の夏休みが多かったような。10日の火曜日に皮膚科へ行って休みだったら休み明けまで1週間待つしか有りませんし、その間は抗生物質を飲めません。行って駄目だったら仕方が無いかとも思いましたが、インターネットにこの皮膚科のホームページが有るかも知れない、でも個人経営の皮膚科にホームページが有るだろうかと試しに検索して見ますと、有りました。時代ですね。夏休みは12日の木曜日から19日の木曜日までと有ります。10日に行けば抗生物質は貰えるでしょうが、前回の様な1日おきの傷の治療は駄目でしょう。でもまあ、仕方が無い、これをラッキーと言いましょうかアンラッキーと言いましょうか。

 10日の朝皮膚科へ行きますと先生は竹のヘラを腫れ物に押し当て、腫れ物をつぶしました。血が飛び、飛沫が先生のサンダルや床を汚しました。傷口にアイスのバーのようなヘラで薬を塗りガーゼを当てテープで止めると「飲み薬(抗生物質)を出しますから毎日飲んで下さい、そしてまた明日来て下さいね、明後日から休みですから」と言います。お風呂はどうでしょうかと聞きますと先生はフッと笑って「駄目ですね」。

 11日に行きますと薬を塗り替えて「薬を出しておきますから毎日塗ってガーゼを当ててテープで止めて下さい」と塗り薬を処方してくれました。ゲンタシンと言う傷薬でした。次は20日に来て下さいと言われて帰宅しますと妻と一緒にドラッグストアへ行き、傷あてパッドと不織布粘着包帯を買って準備万端。しかしクソ暑い中1週間以上もお風呂に入れないとは酷な話です。ところが。

 12日から19日の1週間雨が降り続けまして期間限定の冷夏となり、皮膚科の先生にはお気の毒でしたが私は助かりました。その間シャンプーは2回しましたが、お風呂に入らなくてもそれ程気にはなりませんでした。

 皮膚科の夏休みも明けて20日に行きますと「傷は塞がりましたからもう薬は飲まなくて良いですし塗り薬も塗らなくて良いです」と先生は言います。ところが、私がほっとしていますと先生は嫌な事を言い始めました。

 「これはまた出ますよ、手術で取ってしまうか又発症したらその都度治療をするか、どちらでも良いけどよく考えて下さい」。腫れ物の下に袋が有って、袋が有る分には何とも無いが皮膚に向かうと又腫れ物が発症するのだそうです。ここで手術は出来ないのでしかるべき病院を紹介しますが、夏場の手術はお勧めしませんとの事。

 帰宅してこれを妻に話しますと「手術はしない方が良いんじゃない、手術でリンパ腺が切れるとあとが大変だから」と言います。まあ、そうだよねと、しばらく様子を見る事としました。

 20日の夜、8日以来久しぶりに風呂場でシャワーを浴びました。そうしますと今度は左脚の付け根あたりに小さな腫れ物が!今度は左脚かい、ああ、明日から又皮膚科へ行かなくちゃとうんざりしながらお風呂を出ましたが、あれ、これまで治療をしていたのは、元々この左側の腫れ物でした。ホラーですね。