アルダ・クルマーサナ

 半分の(アルダ)亀の(クルマ)ポーズ(アーサナ)。私が道場に入門した時から練習チャートに入っていて、礼拝の形に似ているので気に入っていたポーズです。

①ヴァジュラ・アーサナ(正座)で両手は膝頭に置く。

②両腕を体の側面から上へ上げ、腕を伸ばしたまま頂上で合掌、両手は親指でロックする。この時に両腕は耳のうしろに当たる。

③口から大きく息を吐き、上体を前に倒し、腕は伸ばしたまま合掌した両手が床に着き、次に額が床に着く。この時お尻が上がったり腕が曲がったりしないように気を付ける。

④この姿勢を10カウントキープし、呼吸は普通呼吸。

⑤逆の順番で体を戻し、両腕はだらりと力を抜き顔は下に向けて5カウント休む。

⑥通常はこれを3セットやり、最後はサバアーサナ(死体のポーズ、仰向けに寝て目を閉じリラックス)を15カウントで終わる。

 非常に簡単なポーズなので若い時には難なく出来ていたのですが私ももう72才、骨や関節や筋肉が硬くなっているのでしょう、なかなか額が床に着きません。

 そこで両手が床に着いたらそのまま両手を前に伸ばし、更に息を吐いて額を床に近づけ、更に息を吐き、そして更に息を吐きますとやっと額は床に着いてくれました。

 若い時には気にもしなかった体のメンテナンスが年を取りますと大変重要になります。シニアのヨガも大切だと痛感しております。