アルダ・パルヴァタアーサナ

 私のヨガの練習チャートにアルダ・パルヴァタアーサナと言うのが有ります。アルダは半分、パルヴァタは山、アーサナは坐法・ポーズですから「半分の山のポーズ」ですね。

 アルダ・パルヴァタアーサナ

パドマアーサナ(結跏趺坐)で坐り両手は両膝(ひざ)に添える。
大きく息を吐き、両手をゆっくりと上へ挙げ頭上へ伸ばしたところで合掌。合わせた手の平は両親指でロック。腕を垂直に上げる為に両腕は耳の後ろに当たる。
合掌した両腕を充分に伸ばした状態で10カウント姿勢を維持。
終わったらゆっくりと両手を両膝(ひざ)へ降ろしてパドマアーサナ(結跏趺坐)を解き、
今度は脚を組み替えてパドマアーサナ(結跏趺坐)を組み、もう1度これを行う。これで1セット。
3セット行ったらサバアーサナ(死体のポーズ、仰向けに寝て目を閉じてリラックス)で休む。

 このポーズは肋骨の下の内臓(たぶん胃)を引き上げます。

 またパルヴァタは山の意なのですが、ヨガの神様のシヴァ神の妃パールヴァティーの由来だそうです。貞淑で優しく勉強熱心なパールヴァティーは山の神様だったようで、アルダ・パルヴァタアーサナ(半分の山のポーズ)を行いながらシヴァ神の妃に思いをはせるのは気持ちの良いものです。

 また姿勢(ポーズ)が完成している時に、おなかの周りと胸の周りにチャクラが回転する感覚をも覚えます。

 一般にヨガのアサナ(ポーズ)には筋肉を伸ばす働きが有りますが、このアルダ・パルヴァタアーサナには内臓を引き締める効果が有るようです。

 アルダ・パルヴァタアーサナ、これが終わったあとの爽快感は皆様にもお勧めです。