ラヴィ・シャンカールと高倉健
NHKテレビの音楽番組を観ていましたらノラ・ジョーンズと言うアメリカの女性歌手を特集していました。インターネットで調べて見ますとノラ・ジョーンズはジャズピアニストだと有ります。恐らく彼女はシンガー・ソングライターなのでしょう。番組ではノラ・ジョーンズをラヴィ・シャンカールの娘だと紹介していました。ラヴィ・シャンカールはビートルズのジョージ・ハリソンが世界に紹介したインドのシタール奏者です。私はラヴィ・シャンカールがアメリカでアメリカ人の女性と結婚していた事、2人の間に娘を儲けていた事、そしてそのあとに離婚をしていた事を知りませんでした。これは驚きです。ノラ・ジョーンズはカントリー調の曲を歌いますが、彼女は明るいカントリーでは無く物悲しげなカントリー・ブルースが得意なようです。
NHKテレビの「プロフェッショナル」と言う番組で高倉健の密着取材をしていました。「あなたへ」と言う映画の撮影の際の取材です。高倉健はホテルの部屋にオーディオセットを持ち込み、インタビューの間にも好きな音楽をかけています。そしてインタビューを聞いていますと、かかっている音楽が気になりました。「ミスター・ボージャングル」じゃないか。黒人の女性歌手が歌っているように聞こえます。「ミスター・ボージャングル」は元々はカントリーのジャンルの曲で私の年代には堪らない曲ですが、私より15才も年上の高倉健がこれを好きだとは高倉健の感性も相当に鋭いのだと思いました。
私が24才頃の事です。ビートルズが解散したあと、ヘヴィーロックやハードロックは自分には向かないなと思っていましたところ、高円寺のロック喫茶で初めて聞いたのがニッティ・グリッティ・ダートバンドでした。これはカントリーロックを演奏して歌うグループで、メジャーな曲調なのに何故か哀愁を帯びていて、私には大変新鮮に思われ、私の心に風穴を開けてくれたものです。それから私はニッティ・グリッティ・ダートバンドのLPレコードを何枚か買いましたが、「アンクル・チャーリーと愛犬テディ」と言うアルバムで「ミスター・ボージャングル」を歌っていました。
それから数年後、生まれて初めての海外旅行として会社の研修ツアーに参加出来た私は、ロンドンのカーナビー・ストリートのレコード店でハリー・ニルソンのLPレコードを買いましたが、その中にも「ミスター・ボージャングル」は有りました。ニッティ・グリッティ・ダートバンドの「ミスター・ボージャングル」はカントリー臭もそのままのストレートな演奏でしたがハリー・ニルソンの歌は静かでちょっとお洒落でした。
ノラ・ジョーンズはテキサス生まれのテキサス育ちだそうで、ですからカントリー&ウエスタンが大好きで、番組の中でも「テネシー・ワルツ」を演奏しながら歌っていました。スローなテンポの、気怠いような演奏と歌でした。待てよ、「テネシー・ワルツ」と言えば健さん、江利チエミじゃないですか。
「ミスター・ボージャングル」と「テネシー・ワルツ」、両方ともカントリーの名曲ですね。私はこれまでラヴィ・シャンカールと高倉健とは全く別の世界で別の時間を生きていたのだと思っていましたが、ノラ・ジョーンズのとりなしで共通の空間が出来たのだと了解しました。
NHKテレビの音楽番組を観ていましたらノラ・ジョーンズと言うアメリカの女性歌手を特集していました。インターネットで調べて見ますとノラ・ジョーンズはジャズピアニストだと有ります。恐らく彼女はシンガー・ソングライターなのでしょう。番組ではノラ・ジョーンズをラヴィ・シャンカールの娘だと紹介していました。ラヴィ・シャンカールはビートルズのジョージ・ハリソンが世界に紹介したインドのシタール奏者です。私はラヴィ・シャンカールがアメリカでアメリカ人の女性と結婚していた事、2人の間に娘を儲けていた事、そしてそのあとに離婚をしていた事を知りませんでした。これは驚きです。ノラ・ジョーンズはカントリー調の曲を歌いますが、彼女は明るいカントリーでは無く物悲しげなカントリー・ブルースが得意なようです。
NHKテレビの「プロフェッショナル」と言う番組で高倉健の密着取材をしていました。「あなたへ」と言う映画の撮影の際の取材です。高倉健はホテルの部屋にオーディオセットを持ち込み、インタビューの間にも好きな音楽をかけています。そしてインタビューを聞いていますと、かかっている音楽が気になりました。「ミスター・ボージャングル」じゃないか。黒人の女性歌手が歌っているように聞こえます。「ミスター・ボージャングル」は元々はカントリーのジャンルの曲で私の年代には堪らない曲ですが、私より15才も年上の高倉健がこれを好きだとは高倉健の感性も相当に鋭いのだと思いました。
私が24才頃の事です。ビートルズが解散したあと、ヘヴィーロックやハードロックは自分には向かないなと思っていましたところ、高円寺のロック喫茶で初めて聞いたのがニッティ・グリッティ・ダートバンドでした。これはカントリーロックを演奏して歌うグループで、メジャーな曲調なのに何故か哀愁を帯びていて、私には大変新鮮に思われ、私の心に風穴を開けてくれたものです。それから私はニッティ・グリッティ・ダートバンドのLPレコードを何枚か買いましたが、「アンクル・チャーリーと愛犬テディ」と言うアルバムで「ミスター・ボージャングル」を歌っていました。
それから数年後、生まれて初めての海外旅行として会社の研修ツアーに参加出来た私は、ロンドンのカーナビー・ストリートのレコード店でハリー・ニルソンのLPレコードを買いましたが、その中にも「ミスター・ボージャングル」は有りました。ニッティ・グリッティ・ダートバンドの「ミスター・ボージャングル」はカントリー臭もそのままのストレートな演奏でしたがハリー・ニルソンの歌は静かでちょっとお洒落でした。
ノラ・ジョーンズはテキサス生まれのテキサス育ちだそうで、ですからカントリー&ウエスタンが大好きで、番組の中でも「テネシー・ワルツ」を演奏しながら歌っていました。スローなテンポの、気怠いような演奏と歌でした。待てよ、「テネシー・ワルツ」と言えば健さん、江利チエミじゃないですか。
「ミスター・ボージャングル」と「テネシー・ワルツ」、両方ともカントリーの名曲ですね。私はこれまでラヴィ・シャンカールと高倉健とは全く別の世界で別の時間を生きていたのだと思っていましたが、ノラ・ジョーンズのとりなしで共通の空間が出来たのだと了解しました。