火蛍るの墓は戦争映画ではないって、高畑さんは何度も言っていたと。
色々と解説を見るとなるほど。ずっと感じていた。
節子の、まるで清太の妻のようなあの感じ。兄妹の夫婦ごっこ感。節子の妙な清らかさ。
その違和感が晴れていく。
そうか。近親心中物語だったのか。
兄妹が二人だけの楽園で生きていくと決めて、死んでゆくまでの話。
もういい加減、テレビで8月にやらない方がいいと思う。めちゃめちゃ内容濃いし痛烈なところがあるから、季節関係なく時々やってほしい。真夜中でいいから。
何度か見ているのにどうも真剣に見ておらず、こんな台詞こんなシーンがあったのかと驚く。あんな時の「天皇陛下万歳!」はやっぱり恐ろしい言霊。
二人が親戚の家を出ていく場面で節子がキャッキャ笑ってるのも怖いし。空爆が来て盗みを働いてキャッキャしてるしてる清太も怖い。別に戦争で頭がイカれた訳じゃないんだもの。この二人は。